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教室内
司朝のクラスは現代文講師の林修先生の授業を受けていた
林:今から皆さんにやっていただくのは、今回習った話に出てくる漢字を解いてもらおうと思います
林:一旦何も見ずに解いてみましょう
生徒:は〜い
司朝:(やべぇ〜、むずい…)
司朝:(結構分かんねぇ漢字あるな… )
生徒一同は苦戦していた
その数分後、答え合わせが始まった
林:皆さんのがどれだけ出来るか見回りしましたけど、この漢字のミスが多かったですね〜
と言って、林は黒板に【漸く】を書いた
司朝:【しばらく】ではないんですか?
林:ではないんですよ。【しばらく】と読み間違う人は本当に多いんですよ
司朝:(違うんだ…)
生徒:【しばらく】じゃないんだ…
生徒:他に何があるんだろう…
林:問題が〇〇〇く解けたと言う文章に使われますね
司朝:ようやく?
林:あ、正解です
一同:えーーー!!
生徒:ようやくって読むの!?
生徒:初めて知った…
この解答に生徒全員が驚いていた
林:では、本日の授業はここまで!
一同:ありがとうございました!
放課後
清史郎:司朝〜、帰ろう〜
司朝:おう
清史郎:今日の林先生の授業難しかったな〜
司朝:な〜、あれでようやくって読むんだって思ったよな笑
清史郎:俺漢字苦手だから全然だった笑
司朝:マジか笑
清史郎:逆にどうだった?
司朝:俺はそこそこ
清史郎:やるな〜
清史郎:俺にも分けてくれよ〜、漢字脳
司朝:漢字脳って何だよ笑
清史郎:漢字が出来る頭になりたいわ笑
司朝:いやいや笑
司朝:…じゃあこれ何て読む?【御利益】
清史郎:【ごりえき】
司朝:【ごりやく】ね笑
清史郎:え〜笑
司朝:絶対言うと思ったわ笑
清史郎:【りえき】って読まないの?
司朝:いや、読むけど笑
司朝:御をつけたら読みは【りやく】に変わるんだよ
清史郎:そう言う事か〜、勉強し直すわ
司朝:頑張れ笑
すると、清史郎が
清史郎:なぁ、あれ
司朝:ん?
司朝:え…?美玖だ
清史郎:お前の彼女じゃねぇ?
司朝:そうだよ。ちょい、行くぞ
清史郎:え、俺も行くのかよ
司朝:あぁ
2人は美玖の元に向かう
司朝:美玖じゃん
美玖:あ、司朝〜!お疲れっ!ギュッ
司朝:お疲れ様
美玖:あれ、その人は?
司朝:俺の友人。ほら、自己紹介しときな
清史郎:え〜…加藤清史郎です。司朝とは同じクラスで友人です。
美玖:清史郎くんか〜。司朝をよろしくね!
清史郎:分かりました!
司朝:同い年だぞ。全然タメ口使いなボソッ
清史郎:わ、分かった!
司朝:よしっ
美玖:今日は3人で帰ろうよ
清史郎:良いのか?
司朝:全然だ
清史郎:じゃあ、そうしてもらう…
そのまま3人は仲良く帰りました
司朝は菜緒との初対面を果たした一方、清史郎は美玖との初対面を果たす事が出来ました
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