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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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今回は作日書いた続編です.


相変わらず閲覧者様の反応が早くて驚きです💧

では.お楽しみください_,




それからは毎日が楽しかった.

親のように優しく教えてくれるコネシマさん.鬱さん,そしてたまにここに暮らす2人のために物資を持ってくるトントンさんとロボロさんともいつの間にか仲良くなっていた,


この辺りには小さめな村が沢山あるそうだ,

全て帝国からの夜逃げや追い出された町民たち


しかし最近帝国がその村の存在に気づき少しずつ滅ぼしているそうだ,

その村々の村民をW国へと移住させる役割多そうだ,


俺が住んでいた村は帝国から1番遠いため1番最後に移住させてくれるらしかったが.一番最初に侵攻してくるとは思わなかったらしい,


2人からは謝られたが.許しても許さなくても

未来は変わらないのだ。


さてここで.俺の進行状況だが.最近は弓矢が上手くなってきた,


毎日のお二方からの訓練のおかげだ。


ここまで来ると俺の生きる希望はただ1つ。


帝国軍を滅亡させるだけだ


「クソ先輩,お久しぶりです。A地区の住民避難完了しました,」


また1人の客人が来たようだ,


「お!ショッピくん。お疲れ様!

帝国軍は来なかったか?」


「くそ先輩みたいなガバガバな人間ちゃうんで全然大丈夫でした。あ.君がくそ先輩たちに助けてもらった…えー…と」


「…ゾムっていいます,あなたは?」


「W軍の幹部,ショッピです.

そこのコネシマさんの後輩です,」


この人も優しくて話しやすそうだ,

ここまで個性豊かな幹部さまたちがいて総統様はどんな方なのだろうか,


何にしても帝国軍を滅ぼしたら自殺するつもりだけど。





「コネシマさん。鬱さん。

東の森が燃えてます。」


それは長年森に住んでいるから気づいた

小さな勘だった。


鳥が苦しそうに鳴いている

森がザワザワと苦しんでいる

動物が必死の思いで西へと移動している


そして


人が死んでいる。


それは父が教えてくれた事だった




「ゾム,森の動物たちはいくら話せなくても思いは通じるんだ。」


そうして父は手を空に掲げた

そうするとカワセミのような容姿の美しい鳥が鳥の手に止まったのだった


「人間が悲しくしていると動物は慰めてくれる.楽しむと一緒に楽しんでくれる.だから森の動物は無差別に殺してはいけないよ,殺した動物はきちんと残さずに食べてあげるんだよ」


俺が動物を殺すと毎度という勢いで言う言葉だった,


しかし行動は嘘をつかないのだ,


その時見た父の手にとまる鳥は後ほど知ったのだが. 図鑑に書いてあることでは人には本当に懐かない,ということだった




「は!?マジか!大先生,確認してこい

ゾム,初陣になるが。出るか?」


「りょうかいッ!」


「….初陣..。帝国軍を殺せるんですか?」


「おう。嫌な程に殺せる。実際俺らの調査だとここらの軍員はずっと同じヤツらが滅ぼしているんや。」


「…行きます。行かせてください」


両親や友達が居なくなった時点から生きる意味なんて帝国軍を殺すだけなんだ。

ここで死んでもいいから。1人でも多く帝国軍を殺してやりたい。


「ほんまもんやで!!東の空に炎が上がってる!黒煙も出てるから建物が燃えている。

行くなら今のうちやで!」


「りょうかい!大先生はグルッぺンに連絡してから医療キット等色々持ってこい!ゾム。行くで」


「はい!コネシマさん。」



火事のある場所は今のログハウスがある地点からは走って10分程度だった。


俺はもう無力じゃない。


苦しみや怒りそして絶望。

それを想っているとその場所に着くのは早かった,


「…まだ間に合う。ゾムは救援を主にしてくれ。左腕に赤と黄色の腕章をしている奴がいたらすぐに殺せ。そいつらが帝国軍の証だ。」


「りょうかいですッ。」


そうして俺は走り出していた,


火のついた木造建築。

燃えている建物の近くで泣き崩れている夫婦

その家の2階の小部屋には炎が包まれていた,


「…ここは危険です!早く逃げてください」


少しでも助かってほしい。そんな思いで話しかけた。 泣き崩れている夫は言った


「あの部屋に産まれたばかりの子供がいるのだ。」


どうすればいいのか分からなかった。

帝国軍は殺したい。

だけどこの家族には幸せになって欲しいのだ

こんな火事だけで家族の絆など壊れやしない。

俺の任務は逃げ遅れた人を助けること。


「…助けに行ってきます。少しでもいいので水を用意しといてください」


そう言って炎で包まれた家に入った



中は予想通り熱かった。少しだけ自分の村のトラウマがあるようだ足が震える。


だがそんなことで負けるわけにはいかないのだ


震える足を叩き2回へと進み出した



2階は地獄のようだった所々は炭になり床はボロ抜けになっている。


しかし.赤子の声も聞こえる.


何とか助けなければならない。


ログハウスに来てからすぐに買ってもらった

不思議な柄の書かれたパーカーを脱ぎ.黒いタンクトップになる


部屋に入り泣いている赤子を軽くパーカーで包み込み運良くあった窓を割り外に出る


赤子の親は空いた口が塞がらないようにこちらを見てから再び涙を流した.


やはり腕や足を火傷していた

グロテスクで赤黒く染まっていた


避難方向に誘導してから再びパーカーを着て

そのまま村の奥へ進んで行った







いやこれまじで雰囲気とかくそも微塵もねえな

今日は暇なのですぐに三話に取り掛かります

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