2話!
♡早いよ無理だよ
桃)「俺はな。」
桃)「’’吸血鬼’’なんだよ。」
ドクンッ、ドクンッ、
心臓の鼓動が早くなる。
青)「えッ、…?」
桃)「…」
吸血鬼…って血とかを吸うやつだったはず…
テレビでは9000万人に1人…って。
青)「血…吸うやつ…」
桃)「毎日2回。必要。」
桃)「今までは危なかったけどね。」
桃)「人工血液で我慢してきた。」
桃)「だから…これから毎日…青の血を吸う。」
青)「ぼ、僕ッ、!?」
桃)「…だめだよなッ、…」
しゅんとする彼。
もちろん嫌だよ。痛いだろうし…
けれど…
青)「いいよ。僕ので」
桃)「えッ、…いいのかッッ?」
青)「うん、とりあえず寝ようよ」
桃)「…おうッ、ニカッ」
青)「おやすみ、桃くん。」
桃)「おう。」
…すーっ、、すーっ、、
カーテンの隙間から覗く光。
横を見る。彼は起きていないようだ。
階段を降り朝ごはんを作る。
…ふと思った。
吸血鬼って…血以外に何を食べるのだろう。
彼の朝ごはん…もう僕の血あげちゃうか。
自分の朝ごはんを作り彼を起こしに行く。
もう昼になろうとしていた。
ガチャッ
青)「桃くん、起きて~?」
桃)「…お腹すいた…」
青)「ご飯わかんないから僕の血でいーよ!」
桃)「もらう…ありがと…」
青)「スッ…」
こんな会話を交わし首筋を彼に向ける。
どんな痛みだろうか。
桃)「…ガブッ」
青)「ッ、゙」
やはり痛い。噛まれただけなのに。
桃)「チューッ、ジュルッ♡」
青)「んッ、/」
噛まれた時は痛みと恐怖…その2つだったが…
吸う時になると…快感と満足感も襲ってきた
桃)「ぷはッ、…」
青)「終わったッ、?」
桃)「おう、ありがとな」
青)「んーんッ、ニコッ」
桃)「夜もよろしくな。」
青)「うんッ、!」
さて。夜になった。
また…彼のご飯の時間だ。
青)「どうぞッ、…」
そう言い、また首筋をだす
桃)「…ありがとなッ、」
桃)「カプッ…」
朝よりは優しく、ゆっくり…
桃)「チュ、ジューッ、♡」
青)「はぅッ、/」
2回目なのに快感がたまらない。
この快感…いつまでも忘れられないだろう。
桃)「ぷはッ、…」
青)「よしッ、」
桃)「やっぱ人間のはおいしいね…」
青)「そ~なんだぁッ、それは良かった」
桃)「これからもよろしくな、」
青)「うん、ニコッ」
何気ない会話をしてまた眠りにつく
それから時を経て…
数ヶ月後。
さすがに僕の身体も限界を迎えていた。
青)「桃くん…今日は人工血液で我慢して?」
桃)「いやだッ、!青のがいいッ、…!」
もうずっと僕のを吸ってきている。
今更人工血液なんて嫌だろう。
しかしこのままでは僕の身体が持たない。
青)「お願い桃くんッ、…このままじゃ僕の血飲めないよッ、…」
桃)「嫌だッ、…!ガリッ」
青)「ッ、゙!?」
彼も一時的な癇癪を起こしてしまったのだろう。
僕の腕を引っ掻いたんだ。
桃)「あッ、…ごめんなさいッ、…」
青)「…大丈夫だよ、人工血液で我慢して?」
桃)「嫌だよ…」
僕の腕からは真っ赤な血が流れている。
このままではこの傷口から桃くんが血を吸うかもしれない。
早く人工血液を飲ませなければ…
しかしそう簡単には飲んでくれない。
桃)「…嫌だ」
こうなったら…
青)「グチュッ」
僕が人工血液を口に含む。
正直不味くて吐きそうだ。
青)「チュッ」
桃)「んッ、…/!?」
あの時はこの方法しか思いつかなかったから。
けど盲点だった。
デメリットを考えてなかった。
桃くんに飲ませることしか頭になかったから。
次回~♡700~
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や ば い な ん か 無 性 に 吸 血 鬼 パ ロ の 絵 が 描 き た く な っ て き た