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間礼
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HA☆KU☆MA☆I☆
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2話
[もしかして、優しい?]
次の訓練の日、ひょこっと出てきた男、毒島春。クズで最低で最悪で女遊びが酷い先生だ。こんなのが先生なんて認めたくない。
「よー!あれ、みんなボロボロじゃん?」
周囲を見回す春の姿は、飄々としていて、講師とは思えない。
「あ、もしかして無陀野に扱かれたあと?」
四季達は答えた
「そーっすよ!まーじで鬼!鬼だけど!」
春先生は少し呆れ気味に鼻で笑ったあと、生徒を見渡した。
「まー、無陀野のことだし厳しくされたんだろ。」
それだけ残して部屋を出た。なんだったんだ、と思っていたのもつかの間、バッグにいっぱいの菓子が入っていた。
「お菓子いる?」
…は?なんで今?でもなんか、なんて言うか、欲しい。ていうかなんで持ってきてるんだ。そんな思考が巡ったが、本能は素直だった。珍しく一番に声を上げたのは皇后崎迅だった。
「…いる。」
四季たちは目を見張ったが、春だけはのんびりとしていてお菓子を選ばさせている。何だこのちぐはぐな空気は。
「どのお菓子?甘いヤツがいい?」
「…これ。」
皇后崎が選んだのは人が好き好んで食べないと噂の甘い飴。
「まじ?てか俺それいらないし余ってるの全部あげようか?」
「…っす。」
「よし、これの在庫減らしたかったんだよなー。」
こんな時に喜んでいる。なんなんだ。でもみんなは結局楽しくお菓子を取り合った。その時奥からローラースケートの滑る音が聞こえてきた。生徒の手がピタリと止まったのを見て春はため息を着いた。
「…ローラースケートの音でビビらせてどうすんの、無陀野。」
「これは効率のためだ。」
「知らねえよ生徒がビビってんだろ。テメェの鬼畜さのせいで。べつに悪いとは言わねえけど飴と鞭くらいな」
ペラペラと喋りだした。生徒指導か?そんなことを疑うほど割と真っ当なことを喋っていて本当に春先生か四季達は疑った。
「…お前の話は無駄が多い。」
「は?死ね。」
「黙れ、カス。」
あの無陀野が暴言を吐いた。だが相手が春先生だとあまりにも納得してしまう。
「でもよ、なんか、優しそーじゃね?」
四季の一言で生徒が動いた
「…まあ、お菓子くれるくらいだからな。」
皇后崎まで乗っかった。みんなも乗っかるように春の前に行き春と無陀野の間に割り込んだ。生徒が自主的に。
「うお、俺もしかしてモテ期?きたー!」
ヘラヘラ笑っているが、顔から滲み出る本当の子供好きの笑みが浮かんでいた。それを見逃せるほど羅刹は廃れていない。
「…い、いま、めちゃくちゃ優しい顔が、ひ、ひぃ、」
屏風ヶ浦まで指摘した。
「春。お前はいつまで経っても変わらないな。」
無陀野が同期を見るような目で春を見つめ、ボソッと呟いた。
「はー?なんの事だよ?」
春は一切わかっていなかった。それが本当にことも好きなんだなと伝わった。
コメント
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うわあ、第2話もめっちゃ良かった…! 「お菓子いる?」って突然の申し出に、皇后崎が一番に反応したの、ちょっと可愛くて笑った。あのチグハグな空気、好きだなあ。 んで、四季が「優しそーじゃね?」って言った瞬間、みんなが春先生のところに集まる流れ、自然でグッときた。無陀野先生との掛け合いもクセになるし、「変わらないな」って言われても本人はピンときてないギャップ萌えもある…。 れーか姫、この温度感、めっちゃ好きです。次も楽しみにしてるね🤍🥀