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junp_Sn-Fk.
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なんと!!初めてなのに前回の第4話が♡40を超えてしまいました!!
嬉しいです、、、ということで続きをつくりました。
第5話:雨の日のアクシデント
その日の夕方、空は急に暗転し、バケツをひっくり返したような大雨が街を濡らしていた。
激しい雨音がアスファルトを叩きつけていたが、無音の世界に生きる宮舘には、その激しさを視覚と肌に受ける湿気でしか察することができない。
「宮舘先輩、傘持ってますか?」
退勤の準備をしながら、目黒がスマートフォンを差し出してきた。宮舘は首を横に振り、鞄から折りたたみ傘を取り出して見せる。
『これがあるから大丈夫。目黒くんも気をつけて帰ってね』
タブレットにそう打ち込み、宮舘はいつも通りの穏やかな微笑みを浮かべてオフィスを後にした。
駅までの道は、視界が悪いうえに水たまりだらけだった。
多くの歩行者が傘を深く差し、足元に気を取られながら歩いている。
宮舘もまた、小さな折りたたみ傘をすぼめるようにして、路地を進んでいた。
背後から迫る危険に、宮舘が気づく術はなかった。
一本の狭い路地から大通りへ出ようとしたその時、スピードを落とさないまま曲がってきた一台の乗用車が、宮舘のすぐ後ろまで迫っていた。
激しい雨のせいでドライバーの視界も遮られていたのだろう。
車のクラクションが激しく鳴り響いていたが、宮舘の耳には届かない。
「先輩――!!」
その時、激しい勢いで宮舘の視界が反転した。
強い力で後ろから長い腕が伸びてきて、宮舘の身体をすっぽりと包み込むようにして歩道側へと引き寄せたのだ。
ドサリ、という鈍い衝撃とともに、宮舘は誰かの胸の中にしっかりと抱きとめられていた。
そのすぐ横を、水飛沫を激しくあげながら車が猛スピードで通り過ぎていく。
遅れてやってきた恐怖に心臓が早鐘を打つ中、宮舘が恐る恐る目を開けると、すぐ目の前にあったのは目黒の顔だった。
目黒は宮舘を庇うようにして地面に膝をつき、強い力で宮舘の肩を抱きしめていた。
トレードマークの端正な顔は雨と泥で濡れ、その表情はこれまでに見たことがないほど険しく、必死だった。
人一倍高い運動神経と咄嗟の判断力がなければ、間違いなく間に合わなかっただろう。
目黒は宮舘の身体を少し離すと、怪我がないか確かめるように、宮舘の顔や腕を大きな手で包み込んだ。
そして、スマートフォンのアプリを起動する時間さえ惜しむように、激しい口調で何かを叫んだ。
その声は聞こえなかったが、目黒の震える唇の形と、今にも泣き出しそうなほどに歪んだ瞳が、何よりも雄弁に物語っていた。
――「危ないじゃないですか。無事でよかった」と。
目黒の大きな手が、宮舘の頬に触れる。
いつも人当たりが良く、誰に対しても一歩引いたクールな優しさを見せていた目黒が、今は形ふり構わず、ただひたすらに宮舘の身を案じて取り乱している。
その真っ直ぐで強い視線に射抜かれた瞬間、宮舘の胸の奥で、何かが決定的に音を立てて動いた。
ただの可愛い後輩、放っておけない新入社員――そんな風に自分に言い聞かせてきたフィルターが、目黒の男らしい体温と強い眼差しの前に、一瞬ではがれ落ちていく。
激しく脈打つ鼓動が、恐怖によるものなのか、それとも目の前の男に対するものなのか、宮舘にはもう区別がつかなくなっていた。
コメント
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第5話、読みました!雨の日の視覚と湿気だけが頼りの宮舘さんの視点がすごく丁寧で、無音の世界にいる彼女の危うさが伝わってきました。目黒くんが咄嗟に飛び込んで抱きしめるシーン、あの必死な表情と「今にも泣き出しそうな瞳」の描写が胸に刺さりますね…。最後の「フィルターが剥がれ落ちる」瞬間、すごく好きです。ただの後輩じゃなくなる予感、最高です!💕