・設定やストーリー、時間軸ぐちゃぐちゃ
・解釈違いを感じた場合はこの小説を閉じてもらって構いません
・誤字、脱字がある場合は見つけ次第コメ欄より申して頂くと即座に修正致します
・物語の展開など少し変だと思いますので暖かい目で見守り下さい
・完全に妄想です
・沖神ですが恋愛というより信頼に近いと思います
以上を理解した方は
Let’s go↓
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「クソチャイナ」
アイツの声が脳裏に焼き付く
すげームカつく、だるい奴。
でもすげー強くてよく喧嘩する
いつもの光景には似ても似つかない、今コイツは何してる?
なんでこんな、泣きそうな顔になってる?
「あれ、総一郎くんじゃん」
こいつは坂田銀時、死んだ魚の目をしてる怠け者で
ただの屑アル
「あ、ほんとだ!寝てるみたいですけど、
話しかけに行きますか?銀さん」
こいつは志村新八、メガネアル
「えー、めんどくせぇなぁ…..」
「めんどくさいアル」
「めんどくさいって酷すぎるだろうが」
だってほんとにめんどくさいアル、仕方ないネ
てかサドに話しかけて何になるアルか?
「はいはい、お~い!!総一郎くん!!!」
「んんッ….ぁ….?旦那ァ、?総悟でさァ」
何だコイツ、なんか妙に頭が飛んでやがるネ
「何だオマエ、いつもより眠そうアル」
「あぁ…..この間やべぇ攘夷の件でいつもより働いて疲れてるんでィ
だからこうやって寝てるんだがなァ」
「お疲れの所すいません、沖田さん!あの….良かったらこれ、どうぞ」
「あ?んでぃ、これ」
「さっき甘味処で買ったんです、客人用に多く買いすぎちゃったんで」
「え、いいんでさァ…?」
「遠慮しなくて構わねぇよ、貰ってくれや
だいたい、客人用なんて要らねーんだよぱっつぁん」
「そうアル、だから全部食わせろアル」
「いやあげないからね!!!??」
「そーだそーだ、これは俺のもんでさァ」
「ちぇ、オマエも今日突っかかってこなくてつまらんアル
帰ろう銀ちゃん」
「そうだな、そろそろ帰っか」
「じゃあ、また今度!沖田さん!」
「おう、ありがとな」
私はちょっと早足で歩いたアル
いつもは喧嘩ふっかけてくるアイツが、何だか静かなのが気に入らなくて
いつもはクソサドなアイツが、何だか切ない顔をしているのが気に食わなくて
なんだか泣きたくなった
「ちょ、神楽ちゃん!?なんか怒ってる….?」
「ほっとけ新八、アイツにも悩むことの1つや2つあんだろ」
「悩む、こと…….、……..わかりました。」
放り投げるように閉じた扉は跳ね返る事無くしっかり閉じた
なんでこんな、しんどいアルか
なんなら清々するはずなのに、なんで
こんな、
~おい、チャイナ娘居るかぁ?
、マヨの声アル
電話してるアルか?
一瞬でもアイツって、期待
しちゃったアル
これは、なんて感情なのか、今まで
感じたことないネ
~おい、神楽、開けるぞ
……….何か、言うべきアルカ?
ていうかこんな考えたの初めてアル
~神楽、神楽?………沈黙は了承と捉えるぞー、
ガララララッ
………
「神楽ぁ、土方くんが呼んでる」
「……………………..」
「…….今あっちの方で抗争みたいなんが起きてて、やべーから万事屋も来てくれって、
あいつらしくねー頼みだよ…..
………..総悟くんもやべーらしいぞ」
「……、!!」
「行くぞ、神楽」
「すぐ行くアル!新八も居るネ!!」
「ああ、勿論だ」
どうして、やる気になったのかは分からない
いつもの気まぐれか、はたまた…..
まぁ、いい、関係ないアル
今はただ、マヨの頼み、聞いてやるヨロシ
「土方!!!」
「ッ!万事屋!こっちだ!!」
「….サド、!アイツどこアル!!!」
「あっちだ!アイツ1人で何人もの相手を…..っておい!!!」
「神楽!!!??」
走る、走れ
走るアル
ただただ、一心不乱に
アイツを助ける?
違う、また、喧嘩して、馬鹿やって、笑うためアル
「ッ総悟!!!」
らしくない呼び方で呼ぶ
「ちゃい、な?」
なのにお前はいつも通りの呼び方で
また、苦しくなる
この気持ちの正体は明かすために、
お前は、、絶対
「死なせないアル!!!!」
殺せ殺せ殺せ
コイツが殺す気でいる奴を殺せ
「はぁ……ッ、はぁ……チャイナ、お前」
「別にお前のためじゃないネ、マヨから助けろって言われたから仕方なくアル」
「土方さんが….!?、…..なるほどなァ、まぁ、助かったぜィ。…..アリガト」
「………..ふん、だからお前のためじゃない言ってるネ」
「…..チャイナ、お前、」
なんで泣いてんだァ、
言われて気づいた、なんで私、
「……..別に、なんでもない、アル」
「…………俺ェ、さっき大量に人斬った」
「…..そんなのいつもネ、何を今更気にすることがあるアルカ」
「俺ェ、もう何も分かんねーんでィ」
ソイツは今までになく泣きそうな、切ない顔で言った
ほんと、コイツわかんないアル
この気持ちもわかんないアル
「私は、アンタのことまぁまぁ大切に思ってるアル
マヨもゴリラも同じネ」
「そ…..なのかァ……ッ、ゴホッ」
「….は、お前、!血、」
口から血が出てるアル……
「腹…..斬られた、……胃が、肺が……」
「もう、喋んなアル!!」
「………チャイ、ナ…..」
「喋んなって、言ってる、ネ…..」
ドサッ、
サドが膝から崩れ落ちた
全てが新鮮で頭が真っ白になる。
「ッ…….おんぶしてやる、だからもうちょい生きるネ」
「…………そんな事、死にそうな色んな奴に言ってっと…..勘違いされっぞォ……」
「は?」
「俺はサボってばっかで、土方さんとか近藤さんも…….俺が居なくなっても、困んないんでィ……
だから、俺1人死んだって……..」
「ッオマエだから言ってるネ!!!!」
なんだコイツ、めっちゃムカつくアル
そうカ…..この気持ちは、
「全部オマエだから!!マヨもオマエだから背中預けられるネ!!!!
ゴリラもオマエだから隊長任せたネ!!!!
だから、…んな事、そんなこと言うなッ!!!!」
「チャイナ…….
…..わり、背中……借りっぞ…….」
「おう、安心して借りるネ」
やっと、この感情が何か分かったネ
私はただ、アイツに私を見て欲しかったネ
あまりにもアイツが周りに誰もいないです、って顔するから
私がいるヨって伝えたかったアル
感傷的なコイツも、ソイツに対してモヤモヤする自分。ムカつくネ
だってコイツ、こんなに怪我負っても背中ですやすや眠れるネ
すげぇムカつくアル
だから、さっさと元気になって
もう誰にも負けんな
「ッおい!!マヨぉ!!!」
「チャイナ娘….って総悟!!!」
「腹斬られてるアル、さっさと治療するネ」
「言われなくてもそうするよ!おい!!山崎!!」
「はい!!!」
「総悟ぉ!!大丈夫かァアアア!!コイツら倒したらすぐ向かうからなァアア!!!」
「総一郎くん!!!チッ、くっそぉ….!!」
「沖田さん!!!無事ッ、ですか!!!」
「隊長!!すぐそっち行きます!!!」
おい、サド
オマエこんなに愛されてるネ
「総悟ッ!!大丈夫かァアア!!!」
「局長!!治療は済ませましたが……回復には時間がかかると思われます…..!!」
「くっそ…….おい、チャイナ娘」
「何アルカ」
「感謝する」
「ッ……..お、おう」
「神楽、やるじゃねぇか。」
「銀ちゃん…….当たり前アル、コイツは私の喧嘩相手ネ」
「神楽ちゃん…..凄いです!!」
「ッぁあ…..、?…..」
「ッ総悟ぉ!!!」
「近藤さん…..?、俺…..」
「チャイナ娘が背負って来てくれたんだよ
お前、今度礼言いに行けよ」
「土方さん……、分かりました、ありがとうございます。」
「……….近藤さん、土方さん…….俺……、」
「あ?なんだぁ?まだどこか痛むか?」
「いやそれはそうなんすけど….」
「総悟、思っていることがあったら言ってくれよ」
「……..いや、なんでもねぇです。」
「は?なんだよ」
「いや……ほんとに、」
ほんとになんでもねぇです。
「神楽ぁ、総一郎くん来てる」
「旦那ァ、総悟でさァ」
「おう、オマエか、もう傷は治ったアル?」
「てめぇのおかげで今はマシですぜィ」
「治ってないなら出かけるなヨ」
「お前に礼言いに来ただけでェ」
「礼アルカ?そんなこと出来るようになったネ!?」
「出来るようにって……てめぇは俺の親か。」
「残念、祖母アル」
「なんのクイズだァ」
「で、感謝は?」
「急にがめついな
いや…..まぁ……….
ありがとなァ、神楽」
そう言いコイツはやけに優しい顔をした
「お前…..何処でそんな技覚えてきたネ、まだメスブタ?が勘違いするヨ」
「ばっか野郎」
お前だからでィ
コメント
8件
セリフがかっこいい✨ 特に背中預けるのやつ、、あそこめっちゃ好きやわ…… 銀魂全然みてへんから内容とかわからへんけど、それぞれの人物の話し方の特徴抑えて本家さんをリスペクトしてるのが伝わってきた! ストーリーも最高だね👍