テラーノベル
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次はオマケ編でアナザールートです
10章目行きます
「俺が露葉の体に、あまねの月よりも消えない『俺のしるし』、いーっぱいつけてあげる」司の冷たい唇が、私の首筋に深く、深く押し当てられる。
「ん…….つ、司…..やめて……!」
必死に体を振って拒もうとするけれど、同の力にはどうしても敵わない。
首筋に、冷たい氷を押し当てられたような感覚が走る。
それはただのキスじゃない。司の強力な怪異の情念が、呪いのように私の肌へと染み込んでいく感覚だった。
「あは、できた。すっごく似合ってるよ、露葉」
司が満足そうに顔を離すと、私の首筋には、まるで黒い鎖のような、妖しく歪んだ星の形の紋様がくっきりと浮かび上がっていた。
「これで露葉は、半分のもの。あまねの月をつけてても、俺のしるしは消えないもんね」
司は落しそうに、その刻印を細い指先で愛おしそうに撫でた。
その瞬間、私の体の中に司の冷たい霊力が流れ込み、頭がぼんやりとして、司の言うことなら何でも聞いてしまいそうな、甘い連れが全身を支配していく。
ーードオオオオンッ!!!
その時、激しい衝撃音と共に放送室の扉が叩き割られた。
「一一司アッ!!!そこをどけって言っただる!!!」
黒い煙を割って現れたのは、かつてないほどの怒りを瞳に宿した花子くんと、霊刀を構えた光くんだった。
「あーあ、あまねたち、来るのがちょっと遅かったね」司はちえっとつまらなそうに私から退いた。
「露葉…..つ!大丈夫……って、その首、まさか……っ!」私を助けようと駆け寄った花子くんの動きが、ピタリと止まる。
私の首筋に刻まれた司の黒い紋様を見た瞬間、花子くんの顔が絶望と、激しい嫉妬で歪んだ。
「司、お前……露葉に何をした……つ!」
「あはは!あまねとお揃いのブレスレットがずるいから、俺もしるしをつけただけだよ。これで露葉は、あまねのところには戻れないね!」「テメェ、露葉さんに何しやがったッ!!」
光くんも顔を真っ赤にして怒りを爆発させるけれど、私自身は、首筋のしるしのせいで司から目が離せなくなっていた。
手首にある普の「月のブレスレット」。
そして、首筋に深く刻まれた司の「黒い星のしるし」。
双子の異なる愛と執着に、文字通り身も心も支配されてしまった私は、もう二度と、この学園の夕暮れから抜け出すことはできないのだったーー
蜂蜜きな子
16
#犬
ここと🌹🫶 @低浮
203
みみ
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コメント
1件
おお、第11話はオマケ編でアナザールートか…!これはまた一段とヤバい展開だわ。司の「俺のしるし」ってのがもう、独占欲と執着がえぐい。首筋に刻まれた黒い星の紋様、呪いみたいに染み込んでくる感じが本当にゾッとするし、でも目が離せなくなる露葉の心の動きが丁寧で引き込まれた。あまねと双⼦の愛の形の対比が絶妙すぎる。花子くんの嫉妬と絶望の表情、光くんの怒り爆発もめちゃくちゃ刺さったわ。この歪な三角関係の行方が気になって仕方ない!続きも待ってる🔥