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#ゲーム
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ガンガンと殴られているような頭痛を抱えたまま目を覚ます。
(頭が痛い…ここは…)
「起きたか…体調はどうだ?」
『少し頭が痛いです。』
「そりゃそうか…死にかけたもんな…」
『しにかけ…えっ?』
「あのまま気絶してたらお前死んでたぞ、口からも鼻からも目からも血を出して痛いって苦しんでたんだからな」
『怖?!!?!』
「そこでだ…考えたんだが、アンタの心臓はもしかしたらこの水晶なのかもしれない。」
『この水晶が、、』
「嗚呼、実際に水晶が治った時に出血が止んだ。試しに少し切ってみたんだが再生した。」
『切ったって…何を…』
「アンタをだ」
『はい?!女の子の肌になんてことを…』
「それについてはすまない…治らなかったら僕の治癒能力で治すつもりだった」
『治癒、?貴方確か水の能力じゃ…』
「あー…能力者にはそれぞれメイン能力とは別の…サブがあるんだ」
『つまり、そのサブ能力が治癒…と』
「理解が早くて助かる。」
(いやめちゃくちゃ強…)
「そうだ、名前を聞いてなかったな」
『あぁ…私の名前は#####です』
「…もう一回言ってくれ」
『………#####。』
「「……………」」
(自分の名前が言えなくなってる…?!!?!)
「…別の名称で呼ぼう。何がいい?」
『………では巡回者とお呼びください』
「巡回者?」
(あれ…私なんでこの名称を…)
無意識に名称が口から溢れ、その事実に驚いてしまう。
「…まぁいい、よろしく。巡回者」
『はい、よろしくお願いします。貴方の名前は?』
「僕はインフォ・レンジア。…インフォって呼んでくれ」
『よろしくお願いします。インフォさん』
インフォ「嗚呼、よろしく」
インフォ「で、これからどうしていくつもりだ?」
『そう…ですね…とりあえずこの世界の常識について教えてください。働きたいので…』
インフォ「もちろんだ、せっかく人里まで来たことだし1週間ここに滞在する。」
『え、1週間、?』
インフォ「嗚呼、みっちり教えてやるから覚悟しとけ」
『ハイ…』
(遺書…書こうかな)
ただ今、私大ピンチになっております。
この世界での常識や生活部分で必要な知識はなんとか身につけられたのですが…問題が
「おかえり、就職先は見つけれたか?」
『いえ…全然です…』
そう!!!仕事が見つからないのです!!!
インフォ「まぁそりゃそうか…この辺ホワイトすぎて全然人手不足にならないんだ」
『あの…インフォさんのところで働くって言うのは…』
インフォ「申し訳ないが却下だ。僕の元で働かせるくらいなら養う。」
(何故に)
『そっちの方が申し訳ないので遠慮します』
インフォ「なら早く就職先見つけることだな。」
『はい…』
(断ること知ってて言ったなこの人…)
[あんたら仕事を探してんのかい]
インフォ「はい」
[なら、うちに来ないか?仕事は簡単で日給は6万、悪い話じゃないだろ?]
インフォ「仕事内容教えてください」
[この仕事を受けるなら話してやる]
インフォ「なら断る。」
[何だと?]
インフォ「危ないところで働かすくらいならこっちで養う」
(ちょっと待ってあれ本気だったの?)
[そうかい、ならこの話は打ち切りだ]
インフォ「はいはい」
インフォ「…やっと行ったな。別の仕事を探すぞ」
『はい…あの、別の仕事って言ってももうこの街にはないんじゃ…』
インフォ「そうだな…………その水晶の特訓をした方がよっぽどよさそうだ」
『でも仕事が…』
インフォ「お金は貯金してあるからしばしの間大丈夫だ。1週間でマスターするぞ」
『い”っしゅうかん?!!?!スパルタにも程がありますよ!!!』
インフォ「ファイトだ」
『扱い雑すぎません?!』
インフォ「話すより特訓だ、早速いくぞ」
『どこに行くんですか一体…』
インフォ「僕んとこの裏庭だ。戻るぞ」
私はまたあの山道を登る事実に絶望したのであった。