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翔太side
今日は親が帰ってくる日。
ほんとに嫌だ
でも仕方なく家に帰った。
翔太「……ただ、いま………」
小さくガチャリとドアをあけ、静かに入る。
リビングに入った瞬間、親たちはいなかった。
翔太「あれ、……良かった…」
ほっとしてソファーに座る。
何年ぶりだろう、ソファーは中学に入ってから1回も座ったことがなかったのだ。
翔太「ふぅ、疲れた……」
ソファーで少し腰をかけてたら急に後ろからものすごい気配を感じ取った。
俺はただ体を震えさせることしか出来なくて。
後ろにいるのは親だってことは分かっていた。
父「おい。だれがそこに座っていいと言った？」
翔太「………ごめんな、さ…」
恐怖に襲われ、声は震えていて動けない
逃げたいが足は固まったままだった。
母「よくもこの前は、……」
俺は恐怖のあまり喘息の発作を出してしまった｡
翔太「ひゅーっ……ごめ、げほっ、なさ、……………ぐすっ…」
父「アァん？」
ドスの効いた声で父は聞いてくる。
喘息なんだって。
息が辛いんだって
ねぇ涼太、助けて
翔太「りょ、…ひゅーっ…た、ゲホッ……たすけ、ひゅーっ………………………」
父「涼太涼太うるせぇぇ!!!!!黙ってろ！」
ドカッ
ボコッ
バキッ
ドスッ
もうやめて、
もう疲れたよ、
どうして俺がこんな目にあうの？
なんでよ、
なんで毎日殴るの？
痛いよ
痛い
助けて、
もう誰でもいいから、
とにかく助けて…
……もう何も感じないや
もうなんだっていい
どうにもなってしまえばいいんだ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
涼太side
翔太と別れて家に帰ってる途中で、嫌な予感がした。
『涼太、助けて』
そんな声が聞こえた気がするんだ、
また、翔太が？
いや、親はまだ帰ってこないって翔太は今日言ってた。
だけど、
ものすごい嫌な感じがして、
俺はみんなにLINEした。
💬涼太 みんな！
💬照 どうした？！
💬辰哉 どーしたの
💬蓮 どうしました、？
💬涼太 みんな今すぐ翔太の家の前来て！
💬康二 しょっぴー？！今バイトから抜けてくるわ！！！
💬ラウール 俺今近くにいます！
💬涼太 出来るだけ早くお願い！！！
💬照 わかった！
💬辰哉 りょーかい！
5分後ー
照「舘さん！！」
辰哉「みんな来たよ！」
亮平「どう、したの！」
大介「何があった！！？」
涼太「今すぐ家はいるぞ！」
そう、その時手遅れだって、間に合わないって分かってた。
だけど、俺は約束したんだ。
“何があっても翔太を守る。”って、
命に変えてもって言ったんだ。
今からでも遅くないはず、
俺が死んでも、翔太には幸せに生きて欲しい。
だから、
涼太「みんな、お願い。力を貸して！」
SnowMan「当たり前だ！！！！！！」
そう決心して翔太の家に入った。
ガチャ…
涼太「翔太！」
父「またお前らかｯ!!!!」
母「何度もウザイわね、!!!!」
辰哉「ふざけてんじゃねぇよ！！！！」
涼太「?!!!」
照「?!!!」
辰哉「なんで暴力なんか振るんだよ、大事な大事な息子だろ？」
蓮「そうだよ！！！お前らはっ、命の大切さ、儚さを知らないだろ？ぐすっ」
翔太「みん、な、…」
涼太「翔太!!!!」
そこには血まみれで、もう意識が途切れそうな翔太の姿があった。
照「お前ら、許せねぇ」
大介「ほんとに。許せない」
康二「俺らの仲間を傷つけんといて！！」
ラウール「ほんと、信じられない！」
父「ギャーギャーギャーギャーうるせぇなぁ？！お前らまとめてぶち殺すぞ？！！」
照「やれるもんならやってみろよ！俺らが相手してやるよ！！」
辰哉「これ以上翔太を傷つかせない！」
翔太「みん、な……」
涼太「翔太、安全なとこに行こう」
翔太「へっ…？」
翔太side
みんなが助けに来てくれた。
でも、これじゃみんな怪我しちゃう、
やだよ、俺
みんなにかけて欲しくないんだ1人も。
翔太「みんな、やめてぇっ…ぐすっ」
涼太「翔太。大丈夫だから。必ず帰ってくるから。」
涼太はそう言って俺を病院の人に預けた。
翔太「涼太やだぁ！！！！いかないでぇ!!!!」
涼太の顔を見るとその目からは涙が出ていた。
ねぇ、これ…頼って、いいのかな？
みんなに任せてもいいのかなぁ
俺は信じた。
必ず無事だって。
この日、俺は頼り方を知ったｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣
どーも！れいです！
いよいよ次が最終回！
翔太は頼り方を知ったみたい。
翔太の親に8人は許せず、殴り合いに？！
色んなとこで喧嘩が有名な8人。
ついに決着の日が！！！！
照「みんなの力を貸してください、」
辰哉「俺たち9人だけの力じゃ、大人には勝てないかもしれない、」
亮平「みんなの応援が俺たちのパワーになります。」
大介「どうか、♡を沢山押してください」
康二「その♡の力が俺たちの勝利を導くもの｡」
蓮「ちょっとでもいい。みんなの協力が俺たちの力になる。」
ラウール「その力が俺たちを勝つ原動力になります」
涼太「お願いです。翔太を、守るためにｰｰｰｰｰ」
次回、最終回!!!!!
コメント
6件
続き、楽しみすぎる!!
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