🇧🇷🍎
【注意事項】
※ハマり始めたばかりで解像度低い可能性が高いです
文章能力がないです!(それでも書くんだ、自給自足)
ここまで読んでいただきありがとうございます。
🇧🇷🍎お楽しみいただけますと幸いです🙇♀️
季節は冬。
東京は雪が降ることはほぼない。
なのに今日は天気予報によると、3センチほど積もるとのことだ。
彼は青森へ帰ってしまった。
そっちはもう雪に景色が覆われているだろうか。
あの日、僕が言えなかったせいで、お互いの世界が変わってしまった。
「ケイタ、もう少しだけ東京にいない?」
「わぁ、約束があるから。帰らなきゃまいねぇびょん。」
彼の声はいつも穏やかで、安心感を覚える。
それがかえって苦しかった。
「いかないで」
言えなかった。
しばらくして、ケイタはいなくなってしまった。その事実が心に響くようになった。
虚しさで心が満たされているのに穴がぽっかり空いている矛盾した日々を過ごしていた。
連絡したら迷惑だよな。
そう思い、忘れようとしても あまりにもケイタに満たされていた日々が急になくなってしまったんだ仕方がないと言い聞かせる。
その晩、夢を見た。
雪が降っている中、見知らぬ土地で僕は泊まるところを探していた。
すると、明りの灯る小屋が建っていた。
足は震え、今にも凍え死にそうそんな感覚に襲われる中見つけたその小屋はまさに助け舟だった。
中に入るとケイタが囲炉裏の前で、まるで僕を待っていたかのように座っていた。
「おがったな(よく来たな)」
その声を聞いた瞬間、胸の奥がじんわりと温かくなった。
「ケイタ…なんでここに」
「待ってたんず。なんかおめぇが来るんじゃないかって。 」
何かを言いかけたけれど、喉が詰まって言葉にならなかった。
ケイタは優しく笑って、
「寒かったびょん?」
と言って、僕の手を包み込んだ。
そのぬくもりが、確かにそこにあった。
でも、次の瞬間
目が覚めた。
見慣れた天井。
カーテンの隙間から、白い光が差し込んでいた。
「夢か…」
とてもがっかりしてしまった。
せっかく会えたのに、まだ話したいことがあるんだ。
どうしてももう一度、会いたくて
滅多にしない二度寝をしてみた。
でも、夢は見られなかった。
ただ深く眠ってしまっただけで、
目が覚めたときには、 雪はすっかり止んでいた。
会いたいよ、ケイタ。
【おまけ】
「ただいま」
「ケイタ!ケイタ!!ケイター!」
「わ、かちゃくちゃねぇ…なんなんず」
「会いたかったよー!」
「おめぇ、わぁ帰省してただけでそんな大袈裟すぎるんず!」
【後書き】
しばらく(3日間)
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