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私は、ドアノブを握ったままうごけなくなった。
ミサキは、私を助けてくれたんじゃない。
ハルトくんと私をくっつけることで、「ハルトくんに貸しを作った」のだ。
「お姉ちゃんとの恋を助けてあげたんだから、私の言うことも聞いてよね」と、
ハルトくんを自分の思いどうりに操ろうとしている。
私は、ミサキの「操り人形」にされただけだった。
「お姉ちゃん、どうしたの?忘れ物?」
いつの前にか背後に立っていたミサキが二コっとわらった。
その目はちっとも笑っていなくて、まるで全てを見通しているみたいだった。
「、、、、、ううん、なんでもない。いってくるね」
私は、震える足で家を出た。
ハルトくんは、本当に私のことを好きなの?
それともミサキに弱みを握られているだけなの?
私の妹は、やっぱりとんでもない「裏切り者」だ。
そして私は、そんな妹が作った「ハッピーエンド」の中に閉じ込められてしまったのだ。