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自己紹介
主人公 キヨ
相手 レトルト
何で。分かるんだよ。
何で。見ず知らずの俺を助けるんだよ。
何で。期待させるんだよ。
何で。
酷いなぁ。ほんと。
何で……。それが俺にとって一番辛いって分かんないだよ。
何で……。俺に構うんだよ。
目を開けるとガラス玉の様に綺麗で一切の曇りもない目がある。
こんな美しい目を俺が見ていたら汚れてしまうんじゃないか。
でも目が逸らせない。
そんな魅惑的な瞳だった。
頭がズキッと痛んだ。
頭から頬へ血が伝う。
「ぃ゙っ」
「大丈夫?手当てするからそこ座りーや」
人に触られたく無かった。
触られる時は殴られるか叩かれるかのどっちかだから。
「触ら……ないで……下さい……」
「いやや」
何で……。
構わないでほしいのに…。
でも心配してくれるのは嬉しい。
こんな…矛盾している。
転校生の手が頭に触れる。
反射的に体が強張る。
「大丈夫。何もせぇへんから。 あっ嘘やわ。手当てする」
転校生を見上げる。
あぁ眩しいな。
眩し過ぎで何もみえないや。
手当てをしてもらう。
手慣れている。
優しさに溢れたこの手を離して欲しくない。
無意識と間に俺は、転校生の手に頭を預けていた。
……って!!
「え……どしたん?」
「すみませんすみませんすみませんすみません」
恥ずかしさでそれしか言えなくなる。
「ふふっそんな気にせんでええよ。」
「いえすみません。」
「せや。僕転校生やねん。今日転校してきた。名前はレトルト」
「俺はキヨ。です。」
「キヨくん……か。よろしく」
「此方こそよろしくお願いします。レトルトさん」
「レトルトでええよ。 」
「いえ……恐れ多いというか…あの……ではレトさんって呼んでも良いですか?」
「おもろいね。それええよ」
「であれは何しよったん?」
「あれ?」
「ほらいじめられとったやろ。」
「あぁ気にしないで下さい。いつもの事なので……」
俺はいつもの愛想笑いを浮かべる。それを見て転校生いやレトさんは寂しげに笑った。
コメント
1件
玲さん、第4話読みました…! キヨくんの「触られたくないけど、心配してくれるのは嬉しい」って矛盾、すごく伝わってきた。レトさんの「いやや」って軽い感じで拒否しないところがもう優しくて。キヨくんが無意識に頭を預けちゃうシーン、めちゃくちゃ切なかったです。レトさんの目が「ガラス玉みたいに綺麗」って表現、何回も読み返した…🥀
みほり
867
ゲスト 気分屋
1,271
#ごほんにんさまとはかんけーありません
ᗰIYᑌ @ 🦋☁️
8,601