ヴォルタ兄弟パロ
※微腐
奏斗⇨高校生『』
雲雀⇨中学生『』
四季凪⇨小学生「」
セラフ⇨小学生「」
ー雲雀視点ー
雲雀『〜〜〜♪』
ご機嫌に歌っていた俺の服がいきなり引っ張られた
雲雀『おわっ、…ってどしたぁ?アキラ』
俺の服に顔を窄めている天使は弟のアキラ。
一つ上のお兄ちゃんってこともあってよく懐いてくれている
四季凪「……セラ夫とけんかしました」
怒られるとでも思っているのか、怯えてる
雲雀『そっか〜、どうして喧嘩したんだ?』
気づけば服にアキラの涙が沁みてきている
なにかよっぽどのことがあったんだろう。
四季凪「セラ夫と…木登りして遊んでて、セラ夫がいきなり落ちて私が下敷きになりました」
いきなり落ちる…?
運動神経の良いセラおにそんなことがあるのだろうか。
なにか事情があれど聞いてて損はないだろう
雲雀『うーん……あ、奏斗ー!』
奏斗『なにー?アキラもこんなに泣いちゃって』
流石。困ったときは長男に頼ろう
雲雀『んー、ちょっとセラおの様子見てきてくんない?
もしかしたらケガもしてるかもだし』
木から落ちたというならケガもしてるだろう
行かせて悪いことはない
ー奏斗視点ー
奏斗『セラー、入っていい?』
僕はアキラとセラの部屋に向かって問いかけた
セラフ「……にいちゃん?」
来てよかった。
セラ、弱ってるときは僕のこと“おにいちゃん”って呼んでくれるから
奏斗『うん、お兄ちゃんだよ。入るね?』
セラは布団に潜ってこっちの様子を伺っている…
奏斗『セラ、ケガしてない?手当てするからこっちおいで』
僕は救急箱を見せてセラを呼んだ
セラフ「うで…、腕ケガした」
セラは僕にケガの場所を教えて近くに寄ってきてくれた
奏斗『そっか。ちょっと痛いかもだけど消毒するね』
そして僕はてきぱきとセラのケガの手当てを済ませた
奏斗『ねぇセラ、どうして木から落ちちゃった?足滑らせちゃった?』
木から落ちるなんて、なにかあったに違いない
セラフ「……えっと、」
難しい質問だっただろうか?それともなにか言いづらいこと?
奏斗『大丈夫。僕にだけ教えてくれればいいんだよ』
そう言うとセラは落ち着いたのか自分で話し始めてくれた
セラフ「あのね、木にねこがいて助けようとしたんだけどね、そのねこびっくりしちゃって手踏まれて落ちちゃった…」
まだ心の整理がつかないのだろう。
子供らしい落ち着きのない話し方で僕に伝えてくる
奏斗『よく言えたね。でもアキラにも伝えないと仲直りはできないよ?』
こんなに良い理由ならアキラもわかってくれるだろう
でも今にセラにこの話は酷かな…
セラフ「なぎちゃん怒ってた…?謝ったほうがいい?」
怯えてる…さっきのアキラみたいだ
やっぱりお互い嫌われたくないんだろうな…
奏斗『大丈夫、もう怒ってないよ。僕も一緒に行くから安心して』
心配しているセラを引き寄せぎゅっと抱きしめた
セラフ「……おにいちゃん」
奏斗『よしよし、大丈夫…』
僕の第一関節以上大きさの違う手をゆっくりと握った
ー次の日ー
雲雀『お、仲直りしたんだ』
手を繋いで学校に行くアキラとセラおを見かけて奏斗に話しかけた
奏斗『まぁね〜!僕のおかげ✨』
事実とはいえなんか腹立つ…
雲雀『あー、はいはいそうですか』
奏斗『なにその言い方!さすがお兄ちゃんでいいじゃん!』
次男とはいえ中学生だぞ。
素直にそんなこと言えるわけないだろ
雲雀『いいから早く学校行くぞー、途中までだけど…』
奏斗『あー!さては一緒に行きたいんだなぁ?』
当たり前だろ、この優しい兄ちゃんは誰にも渡さない
まぁそんなことは言えないんだけど…
コメント
4件
ショタコンの血が騒ぎ過ぎて尊死しました…最高です…
わぁぁぁぁ最高すぎます🥹💞