テラーノベル
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何やらまた考え事をしているようだ。そんなことをしても、私にはどれもお見通しだった……
(この女さっきから笑ってるが何を考えてんだ?わかんねぇが……逃げるなら……)
逃げるようだ。私は呆れてしまった。相手がどんな能力かも分からないまま。その作戦を心の中で唱えるのだ、本当にバカな少女だった。この少女の事だきっとこの後……
『今!』
私は少女の声に声を重ねた。少女とはとても驚いていた。自分の考えが読まれているなんて全くもってわかっていなかったのだろう。私は怒りが湧いてきて、そのまま少女にどこにもやれない怒りをぶつけた
「聞こえてんだよさっきから心の声がっ!!!」
私は出したことの無いような声を出した。少女は驚いている。どうやら私がとても物静かな人に見えていたようだ。……人?いや、そんなことはどうでもいいか、私は少女を押し倒した。
「っ……!!!」
「心の声さっきから聞こえてんだよ!ギャーギャーギャーギャーうっせぇんだよ!作戦練るなら能力使えや💢」
と少女を説教するように声を荒らげる。こんなに大きな声を出したのは何年ぶりだろう?この子ならきっと、私の隣に立てる……と思ったのもつかの間。
「はぁ?お前はさっきから何言って!!!」
と逆ギレされてしまった。ほんで見た[相棒]という存在には程遠いということをその一言で感じてしまったのだ。私は諦めまいと
「てめぇにも能力があるんだろうが!!!」
と言って少女を問いつめた
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