テラーノベル
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青ーside
規則正しく部屋に鳴り響く機械音で目を開ける
医者「あ、起きましたか?」
お医者さんこと俺の担当医が声を掛けてくれる
何時もとは違う感覚を目に覚えて勇気を出して声を出す
青「起きましたッ、でも、なんか目が見えなッ」
医者「あぁ、そうでしたね。」
医者「いふさんはないこさんを助けた衝撃で目が見えなくなっています」
青「この事ッないこに言わないでください」
ないこはあんな自殺行為までしようとして入院しない事はないだろう
必死でそう告げ口をする。この先生ならちゃんと分かってくれるだろう。
医者「わかりました、あともうひとつ、伝えたいことがありまして、」
青「はい?」
医者「いふさんは重度の鬱病とPTSDです。」
青「ッッッそうなんですね、」
今までの事や状況、生きた環境で少しは理解していた。自分が怖くて、奥にうつる鏡から目を背けてしまっていたから。
青「今、ないこってどこにいますか?」
医者「A堂の4号室です。」
医者「幸い、ないこさんは傷は残らず、一カ月入院ということになりました。」
青「よかった、」
医者「カッターは私が所持しているので必要になったらいつでも来てください」
青「ありがとうございます。」
そうお礼を言ったらお医者さんは帰っていった。やっぱり駄目だな、と心の中で思ってしまう。
みんなは何してるんだろ。後、俺は何しちゃってんだろw
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