主の勝手なお話です。通報❌
何でも大丈夫な方だけどうぞ~
ステージをスポットライトが照らす
大音量と共に白色の個性に
合わせた衣装で登場、王子様達だ
かめなしくんは、正統派スタイル♡
「キャア~カッコいい~♡」
会場に絶叫にも聞こえる声援が
飛んでいる…横にいるしろうも
大興奮だ…
バックには、暗色の騎士の姿をした
彼らがいた!他にも複数人いるが
そんなの目にはいらない…
…あれ…白い羽?…人間だな…本物?
フェイクじゃない…
え?どういうこと?たろうも驚いてる…
私が知っている気配はない…なんだ…
いや…今はりょうた達だ!
「カッコいい♡カッコいい♡
動いてる…踊れてる…キャア~」
k「ああ…俺もはいりたかったな…
まあさちゃんに見てもらえるチャンス
やったんに」
ta「…俺も、まあさに見てもらいた
かったな…まつは、はいったけど…」
普段はふざけあってはいるが
誰もがライバルなのだ
それはデビューしていても
していなくても同じことだ
私の不安顔を見抜いた彼らが
腰を抱こうとした瞬間
t「カメラに抜かれますよ」
-あっ忘れてた…
気取り屋の顔を取り戻し、余裕を
見せようと頑張る
-ニヤニヤしたい!
彼らのパフォーマンスを生で見たのは
これが初めてだった。いまだに
グループにはなっていないが
最近、6人での雑誌の取材、
先輩のバックも増えてきて
固定のグループになり名前が
つけられるのを待つばかりだ…
-でも今より、ファンのこが
増えるのか…いやいや売れると
言うことはそういうことだ…
今みたいに私のことだけ、好きで
いてくれるのかな…
ステージが近いせいか、表情が
よく見える…手をふりたいのに…
-かめなしくんが見てる…
なにか言ってる…?
あ…い…し…て…る…♡サイン
ええ…私に?いやいや違う違う
ファンサだろう…
泣きそうになりながら、拍手をする
t「お嬢様、こちらはドラマの演出と
いうことになっております。この後
囲み取材があり、お嬢様の
役どころは、初恋のお相手兼亡くなった
奥様と高校生の一人娘様の二役です。
かめなし様は元プロボクサーで
一人娘様を育てていく役を
演じられ、こちらは過去の高校の
文化祭でのワンシーンを模して
おります。」
-え?共演?のお仕事?ええ?
t「そして、彼らのお衣装、
ステージ構成は、じろうの戯れごと
です。かめなし様にはファイルの
承諾をいただいております。
みやだてくん達、皆、合意の上です。
まあ、クリスマスプレゼント
ですかね。存分にお楽しみください…」
-は?どういうこと?
ta+k「まあさ、これは騎士団の総意だ
俺達、なにがあってもお前だけを
愛している♡素直になれ!!」
-え?
ファッと柵を越え王子様が走ってくる
「まあさ!まあさ!」
「え…う…そ…」
ギュッ))
「やっとやっと抱き締められた♡
もう離さないよ♡」
「え…え…うそ」
それしか出てこないのだ
「まあさ♡好きだよ♡愛してる♡
返事は?決まってるだろうけど」
「あ…かずや…私もす…き♡
あいし…てる♡」
何度も何度も夢にまで見た
-夢…かも?
「たろうさんが、だて達と
一緒に話し合いに来てくれたんだ。
まあさが待ってるからって
…メンバーにも話してわかって
もらってる!
この演出は、新しいマネージャーの
じろうが考えたんだけど、
皆大喜びだったんだ。
サプライズで、会場全体を驚かすぞ!
って…まあさもびっくりしたでしょ?
でも、本当のことだから、安心して
俺の彼女になってね♡」
「う…ん…」
-ちょっとまだ追い付けないけどね…
でもじろうに、やり返されたのは
わかった…
・・・
「ふ~ん、こんな演出の仕方あるんだ
…もしかしてかめなしくんも
ライバルかな…」
「ほくとくん、本気なの?
俺はちょっとなあ…一途な彼女が良い。」
続く
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