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試験は無事終了し、兄弟達と帰路を辿っている
瑠征:「終わったあ〜一時はどうなる事かと」
翠恋:「あの人型は聞いてなかったもの~」
そう、<カルマ>よりも上位の<カルマクラン>が出てきた事で状況が大きく乱れたのだ、あの場ではイレギュラーだった
暁:(ヤバい・・・目眩とふらつきが・・・)
黒月:「けど普通に相手出来たよなー」
賀樂:「鉄パイプで戦えるとは」
暁:「・・・うん、そう・・・だね」
その瞬間にグラりと暁の視界が反転し・・・倒れたのだ、原因は言わずもがな
あの時の反動の様なものだろう、元々連合から出たあたりから目眩に吐き気、ふらつきや視界の霞みがあった
黒月:「?!おい!」
暁:「ッハ、ッハァ,・・・」
賀,翠:「暁!?」
瑠征:「暁姉さん!起きて!」
まだ連合の近くではあったので暁のスマホを借り、一先ず連合での唯一の知り合いである翔へ連絡を入れる事にした
瑠征:「突然ごめんなさい!」
翔:「・・・どうした、何があった」
瑠征:「朱空 暁が!姉さんが倒れたんです!」
翔:「・・・待ってろ、連合からは近いな・・・?」
「宜しくお願いします」と言って電話を切るが、暁は倒れ息の荒いまま応答が無い、それから五分か十分もしない内に翔が迎えに来てくれた
翔:「・・・酷いな、連合に医務室が確かある、連れていく・・・」
そして暁は抱えられ、連合にある術師用医務室へ
ー〘陰陽連合〙術師用医務室ー
暁:「・・・・・・・」
多少時間が経ち、眠りに入ってからは落ち着いたらしい
翔:「・・・今まででこうなった事は、あるか?」
黒月:「俺が知ってる限りない、筈」
瑠征:「急にさっき倒れちゃって」
秋夜:「翔の言った通りめんどくせえモン抱えてんな」
ビクリと翔以外が驚いた声の主は秋夜だった、面倒臭いモノとはなんの事だろうか、暁を全員が見やる
秋夜:「コイツ朱空 暁だったか、付けてるピアス外した事あるか?」
賀樂:「見たこと無いな」
翠恋:「これだけはって譲らなかったから~・・・」
秋夜:「多分、原因はソレだ」
暁の付けているピアスを指さし、原因だと言うがそのピアスに関しては何も原因らしい様子は無かった
翔:「・・・気になっては居た・・・」
秋夜:「・・・恐らく”鳳凰”の羽根だろうな」
ー鳳凰ー
一般的に不死鳥と呼ばれ、式神の中では最高峰クラス
最高峰クラスであるが為に主を選び力を分け与える存在
紅く燃ゆる太陽の様な美しい翼毛と硝子球の様な瞳を持ち
数々の逸話を残し昔話として親しまれている
特に気に入った主には自らの羽根の飾りとし贈ると言う逸話があったが、真逆この逸話が真実だったとは思いもせず、一同只々驚いていた
そこに扉を開ける大きな音がなったと思えば、扉を開けたのは両親だった
ーTo Be Continuedー