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後半です。
2人が怒られている、それを誰かが止めているように見えた
「ちょ、さ、3人とも落ち着いて….」
そう、止めていたのは大瀬さんだった
「天彦、大丈夫か?」
猿川くんが優れた手で撫でてくれる
それに甘えているように見えてしまった
僕は甘えてしまってもいいのか….?
そう考えていると、猿川くんが僕に問いかける、
「お前、迷惑って思ってんだろ」
「….え、?」
めい….わく….?
「お前さ、いくらなんでも自分で抱え込むな、それでも最年長か」
最年長….か、
確かに、今まで頼っていたのが最近頼ってない、というか….
「頼り、たく…な、い」
「…..は?」
「こわ、い….」
そう、僕は多分恐怖を感じていた。
なにか心の奥から嫌な恐怖が感じる…
「おい、天彦、聞こえてんのか?」
「さる、かわ…くん」
「んぁ?なんだよ….」
僕はつい、甘えてしまう
ギュッ
「え、おい何してんだよ!」
「…..」
「おい、何してんだ…..って、」
「…..グスッ」
天彦は何故か泣いていた、
「え、どうしたんだよ」
「…..グスッ」
問いかけても何も言わない、どうしたんだ…
「…..おい、いい加減やめろお前ら」
「あっ、」
「ん?あぁ、ごめん猿川くん」
「慧、ごめん」
「あ、猿ちゃんごめんね〜」
「猿、すまない」
俺が止めると謝ってくる、意味分からない
なんで、だろ….なんで泣いているんだろう…
分かんない、ただ…なんか恐怖を感じる….
いや、まさか….
「あっ!天彦さん!看病しますねぇ〜?♪」
「えっ、あ….」
「ほぉ〜ら」
「っ…….」
「いお待て」
僕は猿ちゃんに止められてしまった
「?何猿ちゃん、どうしたの?」
「天彦、おかしいぞ」
「….えっ?」
確かに、天彦さんは風邪をひいているが、猿ちゃんが言ったのはそれより様子がおかしいと言っているのか?
私は猿が言ったことを返した
「天彦….さんが?」
「っ!」
テラさんが何かに気づいていた、もしかしたら天彦さんの様子がおかしいのに気付いたのか?
「……」
「あ、天彦?」
天彦さんはなにかに震えていた
「…..出ましょうか、」
「だね」
「そうだな」
そして私達は出た
「ん、あ…れ、?」
僕はいつの間にか1人になっていた
「みな、さん…?」
「……」
本心は寂しかった、誰かといたい気分だった
「み、なさ…ん、…どこに、いるの….グスッ」
ガチャ
「天彦、起きた?」
「てら、さ….グスッ」
「え、どしたの!?」
よしよしとテラさんが慣れた手で撫でてくれる
しばらくするとテラさんが問いかけた
「天彦、なんで泣いていたの?」
と、私はそれに寂しかったと答えた
「そっか….けど大丈夫、僕がいるから」
「てら….さ、ん」
「次は、みんなを頼ってよね」
終了!