テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
291
19
コメント
8件
いいと思う!傑作じゃない?
あら、そこのあなた!そう、あなたよあなた
少し私の話を聞いてくださらない?
まぁ!そんなこと言いなさんな
え?私が誰かって?私は、紅珊瑚と言うのよ以後お見知り置きを。まぁ、紅とでも呼んでくださいな笑
少し私の昔話を聞いてくださいな
あら、いいの?じゃあ、話すわね
私、元々は、紅珊瑚の帯締めでしたの。
そして、ご主人様は、お水戸屋って言う、遊郭の一店で、働いていたのよ
ご主人様はね、桃梅花魁っていう、とっても綺麗な花魁だったのよ
そりゃあもう、綺麗だったのなんの
三味線も、詩もとびきり上手くてね
旦那さんも女将さんも驚いていたものよ
でも、いい事ばかりじゃなくってねぇ…
あ、この話はまたするわね
まぁ、いわゆる嫉妬や憎悪、悪意怒りや、妬み、恨みってところね
私は、それから守りたかったんですの
でも、それは叶わず…まぁ、私、ただの紅珊瑚の帯締めですもの、出来ることなんて、あまりなくてよ
なんで、叶わなかったかですって?
私、先程ご主人様を妬んだりする人がいたと言ったでしょう?
その1人に、私盗み出されてしまいましたの…
でも、そこが問題でしてね…
桃梅花魁と一緒の頃に入った、お柚と呼ばれている、お水戸屋の客呼びになった子がいますの
その子も、いえ、その子が桃梅花魁…ヨネちゃんのことを恨む子だったの
ここからは、桃梅花魁と、お柚ちゃんのお話をしましょうね。