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何日泣いたのか…
眼が腫れてた…
早瀬のお父さんが大輝の家族葬にするかって持ち出した。
「お父様に申し訳ありません…私が妻ですので会社の方を呼びたいと思います」
泣いてられない…早瀬の嫁でありながら…
そうだ兄がいるって言われてた
どこの病院に居るのかお義父様に聞くしかなかった。
鳥が跳んできた。
つむぐ姿を見つめた。
駄目よ!
驚いたのか羽ばたき飛んでいった。
北大病院と聞いた。
大輝さんを連れて行き診てもらった?
この前大輝が言ってた咲希に車で運ばれた事も話されてた。
大輝さんの遺体はやわらぎ斎場元町に保管してあるおくりびとをするから。
憎んでも私の夫…ごめんなさいあなたを嫌いじゃなかったのに何故浮気する…
傍にいないとならないのに…
相談する相手は早瀬大輝の父親しかいない…
どなたか見えました?…
いいえ…
何故…会社の人も来ない…電話くれたが名前も聞かなかった。
心配してくれるなら何故お悔やみにも来ない…のよ
うつらうつらと寝落ちした。
誰かが入ってきたが。
早瀬さん…
奥様だよな。
座布団を3枚並べた。
寝せた方がいいだろう。
蝋燭と線香が消えてた。
「誰?…」
会社の広田さんと
熊谷さんが
「この度はお悔やみ申し上げます。
時期に社長も見えますが」
広田さんいたか?
受付で聴いてきた。
早瀬さんこの方が志摩理事長しておりました。
「私には何も話してくれなかったのです…わざわざお忙しい中ありがとうございます」
山崎社長も見えた。
親父さん来てましたか
こちらが志摩起業家かの山崎社長、元の嫁と姉妹だったが…
「わざわざ申し訳ありません」
美人だよな…
「山崎こらお前嫁をもらっただろう」
アハハ…相手は警察関係だし、
広田さんと一緒に来た熊谷さんも
「奥様、落ち込まないでください…」
「ありがとうございました」
着物の懐が乱れてた…
広田さん、熊谷さんからの香典が枕元に置かれてた。
山崎帰るか…
立体な水引が付いた香典袋を私に差し出してくれた志摩理事長
「とんでもない貰えませんよ…」
受け取ったら奥様…理事長も先が短いから
「おい山崎…」
私の父親と変わらない山崎社長、
「もし何かありましたらご連絡ください」
「すみません…ありがとうございます」
渋い顔をしてた山崎社長
一礼した咲希、
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あなた…良い人達…
泣いた…
私の両親が顔を出さなかった。
離れてる兄がいたが、母の連れ子で父と結婚した。
蝋燭と線香を取り替えた。
「早瀬さんお客様通しても良いですか。お帰り前に渡したい物があります」
「分かりました」
「失礼しますよ…」
「あら?北大病院の先生ですか…」
その前にお線香をあげたいって
身長がある大きな先生だった。
手を丁寧に合わせた。
横顔が大輝さんに似てた…
「まさか大輝がこんな事になるなんて…すまなかった咲希さん…何て言ったら良いのか…」
マスクと眼鏡を外した。
「前に会ったときに情けない男だよな、弁護士と一緒になるって聞いた時君の事は知ってたよ…
同じ顔をしてた早瀬蒼と名乗った
一卵性双生児の兄だと話された。
「ごめん…」
「何も話してくれなかった…」
「父親もあの通りの人だ母が俺達を産んでから亡くなったから…
許してください…」
「でも蒼さんご結婚してますよね」
「バツイチだよ」
君も事情があるのは知ってたからな。
「いっそのこと結婚します?」
あなたのお嫁さんになりたい…
「医者の嫁になるつもりか?そうなると医者の会議、いろいろ忙しくなる…笑っ冗談だろう笑っ」
…真っ赤になった咲希が
冗談だろうって言われてた…
私は独りぽっち…
「変わらないなぁ、君の素のままじゃないって」
受付の男性と女性が見えた。
マスクをかけた。
「私はこれで失礼する」
早瀬さんも出ます?こちらでは私達がいますから。
「良いのですか?」
「火葬が決まりましたらお電話差し上げます」
「どちらの火葬場になされます?」
「ここから15分の手稲区の山口斎場になりますが。なるべく午前の10時までお越しください」
「お化粧とお着替えさせますので。11時まで向かいに上がります」
「おくりびとだ」
「そちらの方御存じですか?」
「医者してるからたまには聞きます」
「そうでしたか笑っ」
「後はお願いいたします」
あの人達身内か…親しき仲かな…
中山さんやめなさいよ…
車は別々に乗った。
頭を下げられた。
公園に停まった早瀬蒼さんが
手招きされた。
「家何処だ?…」
「来ます?…」