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🦀「ふぇにっ、!」
🐣「どしたあ!かにちゃ!」
🦀「おっきくなったら、けっこんしよ!」
🐣「いーよお!かにちゃ、すき!」
🦀「ぼくも、すきー!だからっ!けっこんするまで、だれともつきあっちゃ!めっ!」
🐣「わかったあ!」
🦀「『約束!』ね?」
🐣「うん!」
中学生にあがるとふぇには県外の中学に転校していった。その時は携帯も何も持ってなかったから連絡先も何も知らない。また会いたいな
そう思いながらだるい体を動かして学校に向かう。
そういえば今日は転校生が来るらしい、まぁ僕に関係ないけど
中学2年になってからは同じクラスに仲のいい友達ができた
🐷🌟🍄「「「かにちゃーん!」」」
🦀「みんなー!おはよ〜」
🍄「おはよーやよ」
🦀「そういえば今日転校生来るらしいけどどんな人か知らない?」
🌟「あー、ちょっとしか知らないけどサッカーが好きな背がでかい男らしいよ。」
🍄「うっわ外れや、女ちゃうんかよ」
🐷「女目当てでお前は学校に来てるのかよ」
🍄「当たり前やん女以外になんもいいとこねぇよ」
🦀「うわーw」
ふぇには確かサッカー好きだったけど……まぁあれからもう9年近く経ってるしもうサッカーも好きじゃないだろうな
👩🏻🏫「みんな席ついて〜転校生くるよ〜」
🧒🏻「かわいい子っすか!?」
👩🏻🏫「残念、イケメンよ」
👩🏻「え嘘まじー?!神じゃん楽しみ!!」
👩🏻🏫「はい、ふぇにくろくん入ってきて」
ん、ふぇにくろくんって言った今……?
いや、違うよね
🐣「はじめまして。ふぇにくろです!!サッカーすきなんで気軽に誘ってください〜よろしくです」
🦀「え、ふぇに……!?」
考えるより先に口に出てた。
🐣「?誰…」
🐣「ってかにちゃんやん!!お久!!」
🐣「先生!!俺かにちゃんの隣がいいです!!」
👩🏻🏫「え〜でも席は埋まってるわよ?」
🐣「え〜……だって先生、俺転校生ですよ?仲良い人隣じゃないと不安すぎて学校来れません」
👩🏻🏫「ん〜そうは言ってもねぇ……空いてるのは1番後ろの角の席だけだから……」
🐣「え〜……じゃあわかりました先生!ちょっとまっててください」
そう言ってふぇには俺の隣の席のまいたけに話しかけた
🐣「ごめん、かにちゃんの隣変わってくれない…?w」
🍄「は?無理」
🐣「待ってよく考えてみ?今空いてる席1番後ろの角やで?寝てもバレんで?」
🍄「あーまぁ確かにな。じゃあええわ」
🐣「まじ?よっしゃありがとう今度ジュース奢る」
🍄「せめてサイゼ」
🐣「えーむり」
🍄「席譲らんで?」
🐣「あー分かった分かった奢る奢る」
🍄「おけ」
🐣「せんせー!席空いたー!」
👩🏻🏫「敬語で話しなさいもう……じゃあいいわよ」
🐣「ありがとー!!」
ほんとふぇにってコミュ力高いよな
🐣「かにちゃん!改めてよろしくね!ひさびさ」
はぁあの約束覚えてるのも僕だけなんだろうな、なんかやだ……
🐣「かにちゃん?聞いてる?」
🦀「え?あ、ごめん、なんか話しかけてた?」
🐣「ぼーっとすんなよ!wよろしくね!って」
🦀「あー…うん、!」
🐣「あ、LINE交換しよ?」
それから僕達は3年になって夏休みに入った。
少し気になってあの時の約束のことを聞いてみた。
💬🦀「ふぇに?急にLINEしてごめんね」
💬🐣「ん?どしたん」
💬🦀「幼稚園の頃した約束。覚えてる?」
💬🐣「え?」
💬🦀「あ、覚えてないならいい、ごめん」
💬🦀「この話終わりね?」
💬🐣「え、あ、うん、」
あーあやっぱ覚えてるの僕だけだったな……ほぼ明確な事なんで聞いたんだろ自分が傷つくだけなのに
それから1週間。携帯も持たずに外で散歩してたら近所の掲示板に夏祭りのチラシが貼ってあった。
行く相手なんて居ないなぁと思いながら家に帰ったら携帯にLINEが入ってた。
[ 💬🐣かにちゃん?来週の夏祭り行く? ]
『💬🦀んー、行きたくても行く相手いないし行かないかなぁ』
[💬🐣行く相手いないん?なら一緒に行こうや!花火めっちゃ見えるとこしってるで]
え、嘘、まじ??えーなんて返事しよ、、まぁ暇だし、、
『💬🦀まじ?行きたい』
[💬🐣よっしゃ!俺かにちゃんと行きたかったんよねwじゃあまた来週な]
……え?
考えすぎ…?意識しちゃうって…
そんなこんなで夏祭りの日。
せっかくのふぇにとの夏祭りだからちょっと気合い入れて浴衣きたけど……似合わないな…
🐣「おっ!かにちゃーん!」
🦀「あっ、ふぇ……?!」
待って待って浴衣着てるよ聞いてない、、かっこいい、、
🐣「?どしたん」
🐣「てかかにちゃんも浴衣着てるやん!似合うねwかわいいよ」
🦀「……え?」
🐣「ん?てか祭り入ろ?りんご飴とか沢山あるらしいで」
🦀「え、あうん」
気のせいかな……
🐣「あ、もーそろ花火始まるから行こっか」
🦀「うん、!」
🐣「どした?なんかずっと考えてるっぽいけど」
🦀「あ…いや、大丈夫!いこ!」
🐣「よし、ついた!始まるまでちょっと時間あるね 」
🦀「そーだね、」
🐣「ちょっと話したい事ある。」
🦀「え、何?」
なんだろ
🐣「かにちゃんさ、前保育園の時の約束覚えてる?って聞いてくれたやん?」
🐣「あれさ、びっくりしすぎてえって送っちゃったけど俺覚えてるよ。」
🦀「え、嘘」
うそ、ほんと?
🐣「ほんとだよ。おっきくなったら結婚するって奴だよね?」
🦀「え、うん、」
🐣「あとは…結婚するまで他の誰とも付き合っちゃダメってやつねwあれ言ってたの可愛かったなぁ」
🦀「待ってそこまでは覚えてなくていい、w恥ずかしいw」
🐣「俺ちゃんと覚えてたから誰とも付き合ってないよ。ずっとかにちゃんの事しか好きじゃないしずっとかにちゃんのことばっか考えてた。だからさ、かにちゃんが良ければだけど付き合ってくれませんか、?」
うそ、まじか、、
🦀「もちろん。僕もずっとふぇにの事考えてたしずっとすき。」
🐣「やったw」
🦀「ん!?待って急にきすしないでてれるから……」
🐣「照れさせるためにやったんだで?w」
🦀「うわずっる……w」
🐣「あ、花火始まる」
🐣「ねぇかにちゃん?この花火見ながらちゅーしたカップルって、生涯を共に過ごすんやって。」
🦀「え、そーなの?知らなかった」
🐣「うん。だからさ、」
🦀「……やばいちょっと、w」
🐣「照れたん?w」
🦀「当たり前でしょ…w」
🐣「これからずっと一緒だから慣れていかんとな?w」
🦀「もうww」