テラーノベル
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太:(僕の名は太宰、太宰治だ。)
太:(処で何だけど、此処は何処だい?)
太:あゝ、そう云う事か
太:(頭に大量の情報が流れてきたのは此れだったのだね)
・僕は中也の後追いして転生。
・現在の名前は轟修治
・超常能力“個性”を持つ人間が当たり前の世界。
・僕の個性は『人間失格』『斜陽』
↳『人間失格』は前世と変わらず、触れた個性を無効化する。『斜陽』は一時的に個性を模倣することが出来る。
太:(強すぎないかい?)
太:ん?(また情報が流れてきたよ…)
太:は……ッ?
・中原中也は今は研究施設に居て、実験を受けている。
太:へぇ、(黒笑)
太:“僕”の中也なのにねぇ…
太:(ありゃ、また新しい情報が入ってきた)
・僕はNo.2ヒーローのエンデヴァーこと轟炎司の息子。
・僕には双子の兄が存在し、その名は轟焦凍と云う。
・焦凍は半冷半燃と云う二つの個性を持って生まれた、長い間ずっと求めていた成功作。
・一方で、僕も個性複数保持者なのに没個性として扱われているらしい。
・つまり僕は失敗作の落ち零れ。
・轟家の人間は焦凍以外が全員失敗作。
・理由は単純。理由は個性が氷か炎の何方か一つしか無いから。
・僕の扱いは更に酷い。虐待ばかりされているらしい。
太:…(だから傷が沢山有ったのだね)
焦:……其処を退け、失敗作
太:(生まれ変わる前は何時もこうだったのだね…)
太:はいはい、焦凍の視界から消えれば良いんでしょ?云われなくてもそうするさ
そう云い、僕は自室に向かった。
冬:ちょ、修治?
バタンッ(戸が閉まる)
冬:もう、何であんな事云うの?
焦:彼奴は失敗作だ。
冬:それを云うなら、私や夏だってそうでしょ?
冬:どうして修治だけ…
なんて会話が聞こえてきたけど、
所詮僕達はお父さんや焦凍からしたら失敗作でしか無いのだよ、姉さん
焦凍と双子である僕なら尚更ね、
太:はぁ、(憂鬱……)
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