「婚約を破棄する」
私はそう言われ、一気に記憶が色づいた
(ここは…どこなの?)
キラキラした照明、長く続く階段そして私を嫌そうに見る王子様らしき人
まるで中世の劇みたいだ…しかし私はこれ以上にこの景色に記憶がある
ずっと画面越しから見ていた”あのゲーム”私がずっとハマっていた乙女ゲームなのだ!
それの悪役令嬢!なんで!!!!私がよりにもよって悪役なのーー!?
私はこの景色に困惑しながらも彼に質問した「なぜですの?」
「俺の知らないところでお前はミシェルを散々といじめてたみたいではないか」
王子様はそういい彼女に婚約指輪に渡した
「ヒドイ!どうして!私達良好だったじゃない!」
私は流れるように言葉を発した、もちろん真意ではない
「俺はこいつと結婚するんだ」
そういい彼はミシェルの指にキスをした。
「嘘だろ…」「あの、マリアがそんなやつだとは」 「おいおい嘘だろ、マジですんのかよ」
私を中心に、人々がざわめきだす、。
「あーそうですか!じゃあさようならです!覚えときなさい!」
そう捨てぜりふを言いながら私はこの空気に耐えられず馬車もなく一人で出ていった。
**「計画どおり」**そう、シナリオ通りなのだ。!そういい私はヒールで泥道を走っていった。
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