テラーノベル
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ないこ 「 また 夏休み明け ー っ ! 」
そういって 友人に 手を振る。
夏休み直前の 今日 、 友人に 遊びに誘われたけど 断った。 俺には 未だ 果たせていない約束が あったから __ 。
俺は 自転車に 跨って スクールバッグを カゴに入れた。
ネクタイを 外して スクールバッグの 中に入れる。 シャツのボタンを 外せば 桃色の Tシャツが 顔を出す。
そうして ゆっくりと 自転車の ペダルを踏み込む。 それは 徐々に 早くなって 、 夏の風と 一緒に 走っているようだった。
しばらく 走った頃 、 綺麗な 海が 目の横に 広がった。 海風と 共に 桃色の髪と ピアスが 揺れる。
立ち漕ぎを しながら 海を眺める。 必死に 漕いでいるから 頬や 額を 伝う 汗が 光る。
ないこ 「 綺麗 .. 」
髪と同じ 桃色の 瞳を 輝かせて 呟いた。
あいつの 髪と目と 同じ 深い青をした 海と空。
空には 雲一つなくて 、 太陽が 燦々と 海も山も 俺も 照らしていた。
しばらく 走ると 、 あの日から 時間が止まったように 何も変わっていない 木があった。
俺は 2人分の 氷菓を 手にし 、 自転車を そばに停めて 木陰に腰をかけた。
ないこ 「 今日も 来ないか .. 」
遠くの丘 から 顔を出した 大きな入道雲 を 眺めながら 呟く。
小さく 紡いだ言葉は 夏の風に 流されて 消えていった。
やっぱり 届かないか。
そう思った時 、 蝉の声が 一瞬遠くなって 風が やや強くなる。
「 待たせ過ぎやろ 。 ほんまに 」
後ろから 懐かしい 声が聞こえた。
いや 、 待ち過ぎて 風の音が そう聞こえたのかもしれない。
「 聞き間違いじゃないわ ばーか 。 」
俺の 心を読んだように 言うこの言い方 、 それに 加えて 揶揄うような 口調。
まさか 、 と 思って 振り返った。
そこには。
ないこ 「 __ 〜〜 ッッ !! 」
俺が 何ヶ月も 想い 、 待ち続けた 彼 。
まろ こと If が そこに立っていた。
目の端が 熱くなっていくのが 分かる。
If 「 泣くな 泣くな .. 笑 」
こうやって 宥められるのですら 懐かしい。
ないこ 「 まろッ 、 まろなの .. ッ ? 」
If 「 俺 以外に 誰がおんねん 笑 」
ないこ 「 ッ はは 、 笑 確かに 笑 」
まろも 、 俺と 同じシャツに 、 中には 青いTシャツを 着ていた。
青い髪を 風に揺らして 髪と 同じ色の 目を 細めて笑う まろ を 見て 、 自然と 心が 和らいだ。
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あきちょこ
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コメント
1件
まろが現れたシーン、胸がギュッてなったよ……「待たせ過ぎやろ」の一言に、ないこくんが何ヶ月も想い続けてきた重みが詰まってて、もうね、読んでるこっちまで目の奥が熱くなった🥀✨ 桃色と青色のシャツの対比も可愛くて、やっと再会できた2人のやりとりが優しすぎる……! 夏の日の1ページみたいにキラキラしてて、続きがすごく気になるよ🤍