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元貴視点
兄「落ち着いた…??」
元「ん、」
兄「目真っ赤笑」
元「笑うなっ俺もう子供じゃないからっ」
兄「ごめんて笑」
兄「でも俺の中ではずぅっと暗いところが恐くて泣きながら甘えてきて、1人が寂しくて後ろひっついてきた元貴のままだからなぁ」
元「っうるさいッッ」
兄「うわっ叩いてんじゃねーよッッ」
話が終わるとこの感じで。 引きずらないでいつものあんちゃんにもどってる。それが1番安心するんだよね。だから話していいって思ったのかもしれない。
ウザがったり叩いたりしてるけど本当はあんちゃんが大好きで。 もうちょっと居て欲しかったけど明日の朝には横に居ない。
兄「ごめんなぁ…明日は仕事あるから。」
元「ふぅん…」
何も思ってないような素っ気ない返事。でもあんちゃんは気づいてるんだろうなぁ
兄「布団持っといで」
兄「今日は一緒に寝るから」
―――
元「ねぇあんちゃん…」
元「もう寝ちゃった…?」
兄「バカ、不安定な弟より先に寝れるよ 」
兄「寝れない?」
元「怖いの」
元「若井が、離れていくんじゃないかって」
元「許してくれないんじゃないかって」
この闇から、独りの世界から連れ出そうとしてくれたのは若井だった。僕の我儘に付き合ってくれたのも。僕のこと考えてくれてるのも。でも全員がそうじゃないっていつか壊れることもあるって分かってるから。そばにいてくれて当然だった人も離れていくって分かったから。若井に離れていかれたら、捨てられたら?
兄「良い?若井くんはね、ちゃんと分かってる子だから大丈夫だよ」
兄「元貴のことちゃんと理解してくれてる」
兄「元貴がちょっぴり我儘なとこも、素直になれないとこも」
兄「だから大丈夫、な?」
兄「何かあったら慰めてやるから」
大丈夫、あんちゃんの口癖。いつもならその言葉が大っ嫌いだけど今はその言葉に1番慰められた。
―――
ガチャガチャと下の方から音がして目が覚めた。昨日包まれてた暖かい感覚がない。あんちゃんだ。
元「あんちゃんもう出ちゃうの…?」
兄「おはよ」
兄「うん、今日も仕事あるからさ」
兄「近くではあるけど道が面倒で早く出なきゃなんだ」
兄「ごめんなぁ」
あんちゃんはちゃんとした会社員で
今日は大事な取引があるんだって。 商社マン…??ってやつらしい。 商品の売り込みとかかな。
元「朝早いんだね」
兄「まぁな」
兄「取引先に合わせなきゃだろ?」
元「そっか…」
もうちょっと、少しでいいから傍に居て欲しかった。そんなこと言えるはずない。でも1人じゃ悪いことばっか考えちゃうし不安定だし。自分でもいつ、何するか分からない。
兄「じゃぁ、行くな」
ガチャっ
元「あっ」
気づいたらあんちゃんのこと引き止めててやっぱ自分は弱いんだなって思ったり。
兄「ん〜??やっぱ怖い、??」
元「っぐすっ」
あぁ、もう泣くなよ。みっともない。そうやって周りの人巻き込んで迷惑。
元「あんちゃん行かないで…」
元「もっとずっとそばにいてよ…」
兄「もぉ…ちょっとだけな?」
兄「座ろうか」
元「っん…」
もう人と離れるのは嫌でだからこそ最後の1歩が踏み出せないまま止まってる。
元「若井に会うのがこわいっ」
兄「そっかぁ」
兄「でも若井くんに分かって欲しいならまず元貴が踏み出さないと。」
兄「ちょっとだけ頑張ってみようよ。」
若井が歩み寄ってくれるのをずっと待ってるんだ。最後の1歩まで若井に踏み出させるの?それじゃこれまでの僕と同じだよ。
元「うん…」
―――
兄「ほぉら、大丈夫、大丈夫。」
元「んね、僕頑張るからまた帰ってきて?」
兄「うん、帰ってくる。」
元「連絡もして?」
兄「いつでもする。」
兄「じゃ、そろそろ行くな」
元「あんちゃんお仕事頑張ってね」
大丈夫、落ち着いた
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すみません。
なんか1ヶ月くらい上げてないですよね?
一応生きてはいるのでご安心を。
〜言い訳タイム〜
部活で役職持ちになっちゃって………
嬉しいんだけど仕事量半端ないっす…
(筋トレメニューと基礎練考えてる)
コメント
9件
昇進?おめでとうございます✨ 続き待ってました⤴️ 続きも待ち続けますね✨
めっちゃサイコーです!! 続きが気になる(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク