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Mzrver.
私はあの人にRir-先輩に恋をした。いや、”してしまった”女子同士なのに…馬鹿らしい。
そう自分でも思いながら今日もまた、嫌な一日が始まる。
トボトボと学校に行っていると耳の後ろから聞き慣れな歌声が聞こえる。そう、紛れもないRir-先輩だ。Rir-先輩とは昔からの幼馴染.だから家も近い そのせいで───と、いつもネガティブな思考になってしまう。
「朝からこんなことを考えるのはやめよう…」
「何が〜?」
『何が』そう言われた瞬間バッ と後ろをむいてしまった。どうやら声に出ていたらしい
「何を考えてたの?」
「あ、いえ…えと、好きな人のことで…」
「え!?マジマジ!!ちょっ!誰なのか教えて!」
「Rir-先輩!声がでかいですっ!」
「先輩って付けないで!!いつも言ってるよ?」
「はいはい…」
「はいは1回。そうMzrが教えてくれたでしょ?」
そうでしょ?と聞いているように私を見ている。そんなに見ないでくださいよ。
「Rir-。」
「そうそう!Rir-でいいの!」
「とは言え先輩は先輩なので学校ではRir-先輩と呼ばせてもらいますよ。」
「えー…」
「えーじゃありません!それとも何ですか?いつまでもRir-先輩って呼んで欲しいんですか?」
「違うけどさ〜」
Mzrの意地悪。そうRir-は言い放ちクラスの友達の所へ走っていった。その姿を見ているだけで心が痛む。ねぇ、Rir-。私は貴方の好きな人を知りたい。貴方が好きなのはクラスの友達?それとも…わ、たし?
なんてね──
「何ぼーっとしてんのよ!ほら、さっさと行くわよ!それとも何?遅刻したいの?」
そう私の友達が声をかけてくれたおかげでギリギリ遅刻せずに済んだ。後で友達の好きなジュースを奢ってあげなきゃwあ、いや今買ってくればいいのかと思い走って自販機の場所へと足が動く。
数歩歩いた先には__あ、Rir-だ。と思い声をかけようとした。だがその声はあいつのせいでかき消された
「ッ…??」 あぁ、またあいつだ。何が、世界一カッコイイだよ。なぁ?でも、そんなことが言える訳もなく私は何故か泣きそうになってしまう。不幸が重なり泣きそうになっていた所をRir-に見られてしまった。
「え?」
あぁ、Rir-に嫌われるくらいならいっそここから消えてなくなりたい
その想いが足に伝わったのか目が合ったとほぼ同時にダッ と逃げ出した___