テラーノベル
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今日はーー!?
ないふの日ーーー!!
ということで!たまには みなさんのご要望にお応えして 甘々を書こうと思います!!
青桃
iris
年齢操作なし
関係操作なし
甘々
なんでも許せる人のみ
start
疲れる日々の折り返し。
『焼き返しの方があってるんちゃう?』
同じようなつまらない日々が続くのなら
『ねぇ、社長』
_ 甘いコーヒーのような 。
… 限界社畜。
俺には そう呼び名が付いてしまっているようだ
でも現実は その通りのようで
桃)ぁあ゛~~ …゛
いつからか 不平等な世界を当たり前、と諦めてしまっていた
それに気づいた頃にはもう遅かったのかもな
ファン達に 屑って呼ばれているらしい
その通りだな、と思いながら
なんにも分かってないなと思ってしまうのも また自分だった。
屑は 俺なんかじゃない、
その『屑』って言葉は この世界そのものを 一言で表すには 充分すぎる言葉だった。
毎日残業三昧。
屑以外で表せないような日々。
今日も 誰もいない 真っ暗なオフィスで 唯一の光を放つ パソコンと睨めっこ。
桃)はぁ……
青)しゃっちょまだ居たんすか!?
桃)うぐゎ…ッ!?
痛いくらいに眩しい青色が目に入る。
驚きすぎて 変な声出たし…最悪。
青)大変そー…
桃)……そう思うなら手伝え
桃)…てか、なんで まろが_
青)忘れ物したんすよ
そしてまろは んしょ、と言いながら デスクの上にあった 小さいバックを 手にする
桃)…それは、?
青)コーヒーですよ、最近 自分で作るのハマってんの
青)…飲みます?
今…?どうやって??
と思うのも束の間。大体のオフィスには 飲食所があるのに
そんなことも分からなくなってしまうほど 俺の脳は疲れ切っているのかもしれない
俺は そんな自分に 混乱して 汗流しながら 目がぐるぐるに なってる状態。
青)…ふはっ、笑
そんな俺を察したのか、まろは 微笑しながら コーヒーを注ぎにいった。
青)ほらよ、
数分後
コーヒーを片手にまろが帰ってきた
桃)ん…ありがと、
心にずっしりのしかかった哀しみを
紛らわすように 返事をおくる
1口だけコーヒーを 口に含む。
……にぎゃい。
青)……
まろが じーっと俺の事を見つめてくる
桃)…?
どこか変だったのだろうか
そのまま 駆け足で どこかへ行ってしまった
青)ほら、
砂糖を抱えたまろが帰ってくる。
俺のために…なんて思うと 胸が 暖かくなる
この 暖かみを感じたことが 少し 小恥ずかしい気がして 顔を背ける
これは コーヒーのせいにしておこう
桃)…、、
砂糖が入れれない
いや 正確には 入れれるんだけれども、
頭が働かないせいで 普段 どれくらい入れていたのか分からなくなってくる
青)…大丈夫か?
桃)大丈夫に見えないんだったら手伝え
そんな俺に まろが一笑。
よく笑うよな コイツ…
青)…なぁ、なんかあったん?
桃)なんにも、
砂糖を入れながら まろが話しかけてくる
嘘では無い、なにかされた訳では ないのだから。
これは 俺の心の問題だった
青)うそ、
桃)……んーん、
涙が1粒、2粒。
どんどん コーヒーへと落ちていく
あれ、涙だ と思った時にはもう遅くて。
相棒が俺の肩をゆっくりさする
桃)…毎日 疲れる日々の繰り返しでさ、笑
そんな行動に甘えて 辛いの 吐き出してしまうのも また俺だった。
青)俺にとっちゃ 焼き返しの方があっとる気もするんやけどなぁ…
桃)焼き返し…、、?
青)ん、
青)とびっきり甘いのもええんちゃう?
桃)え…っ、?
青)コーヒー。
どぷどぷと 沢山 砂糖を入れるまろ。
たまには、まぁ…いいのだろう
桃)……うん、
1口、二口。
全部から 優しい青を感じる
ぼろぼろと零れる涙も また 暖かい。
さっきとは裏腹に 恥ずかしいなんて 思わなかった。
それも 全部 俺っぽくて、ただ愛おしい
君と2人。
夜が明けるまで コーヒーを注ぐ
少し 安心して 群青の瞳を見つめる
それに 気づいた まろは 笑って俺を見る
青)_ねぇ、社長
青)…とびっきり 甘えたい、?笑
桃)……ばか、分かってるくせに
その優しさに 溶けていきたい
それも これも どれも、全部 俺なのだ
真っ暗なオフィス。
一筋のパソコンの光。
そして、君を連想するコーヒーの匂い。
そこに紛れる 甘い声
ちょっと怖くて 名前を呼べば
大丈夫、って抱きしめてくれて
ちょっと嬉しくて 腰を動かせば
ちょっとだけ 出される愛液も
ただ ちょっと愛おしくって
ちょっと また好きになる
それだって 全部俺で、
明日になれば 溶けて無くなる
今日の1夜のことだって
きっと 甘いコーヒーのような。
【 甘いコーヒーのような 】𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸
サムネ▼
君のいないハッピーエンドなんて
で描いたやつだよ
泣いてる絵ないかな〜って探したら これが あったので…、🙄🙄(
おつなつ
コメント
9件
コーヒーでこんな神作品が生まれるなんて始めてだよ() 「甘いコーヒー」…いいっすね👍
小説の言葉選び上手すぎません?? え?本当に神ですか??
サムネ天才すぎる…………… 普段涙を表に見せない桃さんだからこそこのサムネは心にくるぅ…😭 「甘いコーヒーのような」って… 私だったらそんな言葉思い浮かびませんが?語彙力ありますね(?)