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容疑者4。
暗。
扉に手をかける。
大きな扉が、重く軋む。
ギィィィ……。
地面に響き渡るような音。
それを、片手で押し切る。
バタンッ!!
容赦なく閉める。
『ただいま帰りました。』
室内はすでに明るい。
灯りは強く、
影をくっきりと床に落としている。
ぱたぱた。
軽い足音が聞こえてくる。
その方へ視線を向ける。
近付いてくる。
だから、僕もゆっくりと歩み寄った。
「おかえり!」
明るい声。
無防備な響き。
『……まだ起きていたんですね』
事実をぼそっと。
『もう遅いですよ』
ため息混じり。
「あはは…ごめんって……」
『ほら、』
『早く部屋へ行ったらどうです?』
少し突っぱねる。
声が低い。
でも、気遣ってのこと。
「うん、分かったよ」
理解してくれたのか、小さく頷いてくれた。
隣へ自然に歩みよる。
互いに歩幅を合わせ、
廊下の奥へ歩いていった。
その夜、たかはし暗が「ただいま」と言っていた相手は、入道連助だった。
コメント
7件
まじか!?、連々だとは思わんかった
まさかの連々!?
あら、この第12話……「ただいま」の相手が入道連助だったって、結構な衝撃だわ。これまで暗い雰囲気で進んできた話が、急に日常の優しさを見せてくる感じがたまらない。大きな扉を閉める重い音から、ぱたぱた足音で迎えられる流れ、ギャップが効いてる。続きが気になる🔥