テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ライチジャム
613
#カンヒュ
ライチジャム
479
ライチジャム
88
鳥のさえずりが心地のよいお昼前。
辺りは赤い美しい薔薇に覆われていた
今日は英国の家でちょっとしたティータイムだ
招かれた国は俺を含め三国。フィンランドとイタ王だった
テーブルの上には匂いの良い紅茶とそれに合う洋菓子が置かれていた
日帝「相変わらずとても豪華だな……」
イギリス「当たり前ですよ。お客様を招いたのですからこれぐらいして当然ですよ」
そう微笑みながら紅茶を啜る英国。本日の主催者だ
イタ王「美味しいんね!」
その横で元気な声で喋るイタ王。相変わらずテンションが高い
フィンランド「……いい味だ」
そんなイタ王とは対照的にゆっくりと静かに紅茶を運ぶフィンランド。
今日はそんなゆったりとしたティータイムだ。前回米国を招待したところ俺にばかりかまってきてゆっくりティータイムどころではなくなってしまったため今日は落ち着いた国だけでの参加だ。イタ王は例外だが明るい国がいたほうがいいと言うことで参加になった
イギリス「最近皆さんは何をしているんですか?」
イタ王「ioはピッツア作りなんね!」
聞かなくてもわかるとツッコミをしたくなるところを抑え、口に紅茶を流し込む。程よい甘みが効いて洋菓子とよく合った
フィンランド「俺は特にないな……最近は忙しい」
日帝「忙しい?」
フィンランド「ああ、詳しくは言えないが仕事がたまりに溜まっていてな」
フィンランドは銃の達人だ。彼ほど腕が立つ国はいないと言っても過言ではないだろう
そんなフィンランドに仕事とは…少し物騒な気がするのでそれ以上は深くは探らないようにしよう
イギリス「日帝さんはどうですか?」
日帝「俺も特にないな。……そういえば最近おかしなことが続いていたな」
イタ王「おかしなこと?」
日帝「話せば長くなるんだが…」
フィンランド「気にするな」
イギリス「そうですよ貴方が悩み事なんて珍しいですから」
日帝「分かった。ならお言葉に甘えて実はな…」
他の国がきた後、必ず物が何かしらなくなるんだ
例えばこないだは歯ブラシがなくなった。 皆で探したんだが結局見つからなかった
それからだ。俺の使っているものがなくなりだしたのは…
ハンカチ、手袋、ノート、本、写真そういった俺が結構使ってるものが次々になくなったんだ。もちろん探したし、家族みんなに聞いたが皆知らないと
日帝「まあこんな感じでものがなくなっていったんだ。」
イギリス「それは大変だったでしょうに」
フィンランド「でも一体なんでだ?日帝がそんなにものをなくすことなんてないと思う」
イタ王「他に何にかあったんね?」
日帝「そうだな〜、そういえば最近視線を感じるような」
フィンランド「視線?」
日帝「ずっと視線を感じるんだ、振り返っても誰もいない、警戒して周りを確認してるんだが犯人が一向に見つからない」
イギリス「それってもしかしたら旧国の仕業じゃないですか?」
日帝「旧国?」
イギリス「ほら、旧国って結構ヤバいじゃないですか。だから可能性があるのかと」
フィンランド「日帝が警戒しているのに相手を突き止められないって現国じゃまず不可能だ。となると犯人は旧国。それも相当な手練れだ」
日帝「それはとても厄介だな」
イギリス「そもそもの話、物がなくなる事件と関連があるかどうかわかりませんね」
日帝「どうやって突き止めようか」
ナチス「一体何の話をしているんだ?」
日帝「!先輩?!驚かせないでくださいよ!」
ナチス「驚かすつもりはなかったんだが…まあそれは置いといて何の話をしているんだ?」
日帝「それが…」
事の詳細を丁寧に伝える
ナチス「なるほど、要は犯人探しに手こずっているってことか」
日帝「そうですね。何かいい案はありますか?」
ナチス「犯人の目星をつけるのはどうだ」
日帝「目星?」
ナチス「そうだ、旧国って決まっているならそのなかで一番怪しいやつにマークをつけといたほうがいい」
フィンランド「例えばソ連とか?」
ナチス「そういうことだ」
イギリス「解決策になってませんよ、まず物がなくなる事件ではカメラを設置するのが一番かと。視線を感じる…つまりストーカーされてる場合は誰か護衛をつけるのがいいと思います」
イタ王「でもその護衛が犯人だった場合どうするんね?」
イギリス「そこでさっきナチスさんが言ってた目星を使えばいいのでは?しかし護衛と言っても日帝さんより強い人がよろしいかと」
フィンランド「まあ、日帝より弱かったら護衛の意味ないもんな」
ナチス「犯人も見つけられなそうだしな」
日帝「信用できる旧国か…先輩か師匠、ドイツ帝国だな」
イタ王「ioは?」
日帝「イタ王はその…心細いと言うか、なんというか」
イタ王「ひどいんね!」
ナチス「事実だろ、現実を受け止めろ」
イギリス「ニヤニヤしながら言わないでください、むかつきます」
フィンランド「まあ、ニヤニヤしてしまうのも無理はないな日帝に頼りにされているってな」
イタ王「というか全員独家なんね!」
日帝「独家は皆常識人だからな。付き合いも長いし」
イギリス「とりあえず解決策はだしたので頑張って捕まえてください」
日帝「感謝する」
ナチス「俺もドイ帝とプロイセンに言っておく、日帝の件だからすぐに動く」
イギリス「さて、この件は終わったので、日帝さん!この後一緒にお茶しませんか?」
日帝「かまわないが」
フィンランド「駆け抜けはよくないな」
イタ王「ブリカスと一緒とか日帝が可哀想なんね」
イギリス「黙りなさい」
ナチス「俺も行く……」
日帝「喧嘩しないでくれ」
コメント
1件