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#ベリアン・クライアン
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番外編108『Trick or Treat??』
10月ということで、ハロウィンのお話です。執事達にいたずらされないよう、お菓子を渡す主様ですが…どうやら雲行きが…。
別邸1階
💮
『お菓子をくれたのは嬉しいけど…俺としてはさぁ…。』
グイッ!
ベットに押し倒される。
『こんなお菓子1つじゃ満たされない訳よ。ほら、俺って強欲だからさ。それに、今の俺はヴァンパイアだから…いたずらもして主様の血も欲しいな〜ってな。』
『っ、ハナマル、待って――。』
『俺の事を止められるのは主様だけだ。
嫌ならここで止める。』
『その聞き方ずるいわ……。』
☂️
『……。』
『ユーハン…?そのお菓子嫌いだった?』
『いえ、滅相もない。ただ…主様にいたずらもしたいなと考えてたところです。』
『ハロウィンを根本からねじ伏せてくるの初めて見たわ。』
『ふふ、私は欲張りなので…主様。』
サラッ…。
私の長い髪を後ろにして、首筋を露わにする。
『欲張りなヴァンパイアに…貴方の血をくださいますか…?』
『っ、ユーハン…っ。』
『おやおや、顔を真っ赤にされて…主様は可愛いですね。』
『っ……。』
🧸
『主様、お菓子ありがとうございます!』
『どういたしまして。』
テディは美味しそうにお菓子を食べる。
『…ごくんっ。主様、Trick or Treatです。』
『え?今お菓子渡したから持ってない…』
『お菓子1つで俺を抑えようなんて、…俺はヴァンパイアですよ?甘いお菓子ひとつじゃ俺は抑えられませんよ。』
テディは私に近づいてくるそして、壁に追い詰めて手をつく。
ドンッ。
『お菓子がないなら…いたずらの餌食ですね。』
『っ……。』
『…あははっ。少しからかいすぎましたね。』
『テディってずるい……。』
『普段の俺からは想像つかなかったですか?俺は主様の思ってるほどテディベアみたいに可愛いだけじゃありませんよ。』
『っ…///』
別邸2階
🐾
『ふふ、お菓子ありがとう。主様。でも…いつもの優しい俺で本当に満足かな?』
『え?』
ベレンは私を見つめてゆっくりと近づいてくる。
『甘いお菓子も好きだけど…俺はお菓子より、主様の方が好きだな……。』
ベレンは私から貰ったお菓子を口元にかざす。
『俺にいたずらされる気はない?俺にいたずらされて、顔を赤らめる主様がみたいな。』
チュッ。
『っ…。』
その妖美な目指しから私は視線を逸らすことが出来なかった。
『ねぇ、教えて?俺にどんないたずらされたい?俺は主様には優しいから、主様のして欲しいこと……俺言ってご覧。叶えてあげる。』
『いたずらというより意地悪だよ…///』
🤍
『……。』
『シロ?どうしたの?』
『お前からのお菓子も悪くはないが…我としては…お前にいたずらをしたい。』
『っ…。』
後ずさりする私の手を引いて抱き締める。
ギュッ。
耳元に吐息が当たる。
『我の想いは知っているだろう?菓子一つで…我を抑えるなどと…甘い考えだな。』
『ん……。』
シロは自身の膝に私を乗せる。
『お菓子より…我はお前が欲しい。ハロウィンの今日だけじゃなく…な。』
『っ……。』
🐦⬛
『ご主人サマって本当に危機感ないよね…
お菓子1つでマフィアのボスである俺を何とかしようなんてさ。』
『え?』
『マフィアは欲深いんだよ?お菓子なんてものより……本当に欲しいものがある。』
クロウザーはお菓子をテーブルに置いて、私の手を引く。
グイッ。
『ご主人サマの照れた顔が見たい…いたずらさせてくれる?』
『く、クロウザー、待って…』
『欲張りなヴァンパイアを沈めるにはご主人サマの血が必要みたいだ…ねぇ、俺にご主人サマを頂戴?』
『っ……。』
私は目を閉じる。
『無防備で、可愛いご主人サマ…。頂きます…♡』
地下
🕯
『主様、美味しそうなお菓子をありがとう。』
『どういたしまして。』
『私も主様にお菓子を…っと、済まない、お菓子がなかった。』
『さっき子供たちに渡してたものね。それならいいわよ。』
『…今日はハロウィンだ。主様。お菓子がない私にイタズラしてくれないのかい?』
『え……。』
グイッ!
ミヤジに手を引かれてミヤジの膝の上に座る。
『主様からいたずらされるなら…むしろ本望だよ。』
『っ、ミヤジどうしたの…。』
『ハロウィンの時くらいは積極的にと思ってね。ルカスに負けたくないから。』
『ルカスへの対抗心でイタズラして欲しいなんて…ずるい。』
『ふふ、ごめんね。でも私は主様の思ってるような優しいだけの男じゃないからね。』
『っ…。』
❤️🩹
『お菓子だけですか……少し物足りないです……。』
『え?』
『私は主様にいたずらしたいです。』
『ら、ラト…。』
『主様は、私にイタズラされたくありませんか……?』
(うぐっ。そんな顔で見つめられたら…。)
『嫌じゃ…ないよ。』
『それならいいですよね。主様はどんな風にイタズラされたいですか?』
ラトは私の頬に触れた。
『首筋に噛み付いたり……。』
『こうして抱きついて……ドキドキさせたり。』
『…っ。』
『…!フフ、これじゃイタズラになりませんね。主様は私に何をされてもドキドキしてくれますから。』
『そんな、こと…』
『クフフ、顔が真っ赤ですよ。嘘が下手ですね。』
『…///』
🪡
『……お菓子だけ、ですか?』
『え?』
『俺はお菓子より…主様が欲しいです。』
『え…っ。』
フルーレは私の手を掴む。
チュッ。
『ん…っ。』
手首にそっと噛み付かれて声を上げてしまう。
『ダメ、ですか?』
『ダメとか、ではないけど…恥ずかしい…』
『ふふ、今日だけです。今日の俺はヴァンパイアですから。明日には普通の俺に戻ってます。それとも主様はこんな俺は嫌ですか?主様が望むなら…こんな俺も…』
『っ……。』
『な、なんて、少しやりすぎちゃいましたね。すみません…///』
(フルーレ可愛すぎる……。自分で言ったのに顔真っ赤……。)
3階
🍷
『ふふ、お菓子ありがとうございます。主様。ですが、私としましては……。』
ルカスは私から貰ったお菓子を食べる。
『イタズラをしたいですね…。主様に。』
ルカスは私に近づいて髪をすくいあげる。
『Trick or Treat?』
『お菓子はひとつしかない…今のでお菓子はなくて…』
『それならいたずらを受けるしかありませんね♡♡』
(イタズラされないようにお菓子をあげたのにそれが仇になった…。)
『っ、ルカス、待って……。』
後ずさりした時、トンっとベットに当たり、そのまま後ろに倒れ込む。その隙をルカスは見逃してくれなかった。
『お菓子よりも甘いいたずらを主様にプレゼントしますね♪』
『お手柔らかにお願いします…。』
🗝
『主様からのお菓子大変有難く頂戴しました。ですが、主様。今の私は強欲な獣…お菓子より欲しいものがあるのです。』
『ナック?なんだか様子が…。』
『お菓子よりも…イタズラよりも…甘い香りがする貴方が私は欲しいです。』
『っ…!は、ハロウィンだから、だよね…?いつもみたいにドキドキさせようと……。』
視線を逸らそうとする私の顔を両手で包み込む。
『逸らすことは許しません…私の顔をちゃんと見てください……。』
『ナック…っ。』
『ハロウィンだけではなく…私の心は貴方に囚われております。私の中にある本当の獣を抑えられるのは…主様だけです。』
『っ、待って、ナック――。』
唇に触れそうになる時…ナックはふふっと微笑んだ。
『…ドキドキして頂けましたか?』
『充分です……///』
⭐️
『甘いお菓子と甘いイタズラ…主様はどっちが欲しいですか?』
『え……?』
『僕、お菓子もイタズラももらうよりしたい方なんです。主様の困り顔が大好きだから…』
ナックはニヤリッと笑うと私をベットに押し倒す。
ギュッ
両手を押さえつけられ、首元に吐息がかかる。
『ん…っ。』
『ねぇ、主様…どんな風にドキドキさせられたいですか…?僕は主様のことをドキドキさせたいんです…』
『も、もう、これ以上は…』
『ふふ、でも、僕まだ足りない…もっと、主様が欲しい……。』
『ラムリ……?』
ラムリは私の服のボタンを外す。
『主様のこと…沢山下さいね…僕だけに。』
『っ…。』
2階
✝️
ドサッ!
『油断しましたね…俺はいつもの優しいだけの男じゃありませんよ。』
『はう、れす…。』
ハウレスは私を自身のベットに押し倒して耳にそっと囁く。
『貴方は俺だけのもの…ここに俺のものって印を付けましょうか…?』
首筋をつぅとなぞられる。
『ん……。』
『時間が経ったから…忘れてしまいましたか?貴方は俺のものだっていうことを…』
『そ、それは…。』
『何度だって思い出させてあげます。俺はお菓子じゃなく、主様が欲しいんだってこと。』
『今のは演技……?』
『ふふ、どうでしょう…?』
🦋
『俺、お菓子じゃなくて……主様が欲しいんです…。』
『っ…!あ、えと、狼男の仮装してるから感化された…?』
『いいえ。ハロウィンとか、仮装をしてるとかじゃないんです。俺はいつでも思ってます。』
フェネスはゆっくりと私に近づいてくる。
『俺だけの主様にならないかなって…』
私は後ずさりする。
ドサッ。
ベットに倒れ込んだ私の上にフェネスは覆いかぶさり、指先を絡められる。
(振り解けない…。)
『今日だけじゃなく…ずっと…俺だけのものになってくれませんか?』
『フェネス…っ。』
熱を帯びた瞳に見つめられて、私はそれを逸らすことが出来ない。
『ふふ、大好きですよ、主様。』
『っ……///』
🦾
『…ん、あめぇな。』
『ふふ、美味しい?良かった。』
『ごくんっ。甘いお菓子も悪くはねぇが…もっと甘いものが欲しい。』
『え?』
ボスキは私の手を引いて袖を捲る。
『ぼ、ボスキ?』
チュッ。
『主様…今の俺は吸血鬼だ。お菓子より…主様の血が欲しい。』
『っ…!』
『ダメか……?』
『っ…その聞き方、ずるいよ…。』
ボスキは満足そうにニヤリと笑い、私の指先にそっとキスをする。
『痛かったら言えよ、優しくしてやる。』
チュッと甘い痛みが身体に流れる。
『ん……。』
『他の吸血鬼に座れそうになったら…これを見せろよ。他の誰にも渡さねぇからな。』
『う、うん…。』
🌹
『主様、お菓子ありがとうございましたっす。後で食べるっす。』
『どういたしまして。』
『あ、そういえば。俺はお菓子を持ってないんすよね。』
『え?』
『お菓子を持ってない俺には……いたずらが必要っすよね?』
アモンは私の手を自身の頬に当てる。
『主様は俺にどんなイタズラをしてくれるんすか?』
『っ…。』
(アモンにいたずらされないようにお菓子を持ってきたけど、私がする側とは想定してない……。)
『クスッ。』
(顔真っ赤……かわい……。)
『しないとダメ…?』
『ダメっすよ。それがハロウィンなんすから。』
『っ……。分かったわ。じゃあ…。』
『え?』
ドサッ。
アモンを押し倒して耳元に唇を近づける。
『いつもの仕返しよ…。』
『っ……///』
『反則っす…』
『ふふ、ドキドキした?』
『もう勘弁してくださいっす…。』
1階
⚔️
『…もぐもぐ、ごくんっ。全部食べてしまった。もうお菓子はないのか?主様。』
『はやっ!今ので最後かな…。待ってて、すぐ作って…』
グイッ。
バスティンは私の手を引く。
『ダメだ。待てない。お菓子はもう要らない…だから…主様を俺にくれないか?』
『え……?』
バスティンは私を壁に追い詰める。
ドンッ。
『お菓子より…俺は主様が食べたい。』
『っ……。』
『甘いお菓子は好きじゃないが…主様なら大歓迎だ。』
『ば、バスティン…』
バスティンは私の頬に甘噛みする。
『…ん。甘い。』
『っ…。どこで覚えてきたのそれ…』
『アモンさんに聞いたんだ。いつもと違う俺を見せればドキドキしてくれると…ギャップ?というやつだ。ドキドキしてくれたみたいで良かった。』
『もう充分です…。』
🍳
『主様!お菓子ありがとうございます!
いや〜主様からのお菓子なんて勿体なくて食べれないですよ。』
『まだ沢山あるから食べていいのよ?でもありがとう。』
『……あ、あの。主様。』
『ん?』
『お菓子ももちろん大好きですけど…本音を言うと…主様にいたずらしたいな……なんて。』
『っ…。』
『お菓子を貰ったのにこんな事言うのはダメかもしれないけど…俺は主様のことドキドキさせたいんです……。』
『ロノ…。…少しくらいなら…』
『ほんとですか!?じゃあ早速……。』
ロノは私を抱き寄せる。
(近い…。)
『顔が赤いですよ…主様。ドキドキしてますか……?へへっ。すごく美味しそうです…。』
チュッと頬にキスをされる。
『っ、ロノ、もう…』
『まだ足りないです…主様がもっと、欲しい……。』
『っ…。』
🫖
『ん、ベリアン、待って…。』
『あ、す、すみません…少し強引でした…。
今日の私は変ですね……お菓子を貰ったのにまだ足りないと思うなんて。』
『っ…。』
ベリアンは私をベットに押し倒し、イタズラをした。
『お菓子ももちろん嬉しいです。でも、本音を言うと、私が欲しいのは主様です。』
『ベリアン…。』
『他の皆さんがいたらこんなこと言えませんが…。主様にイタズラがしたかったんです。
私にもっと、ドキドキして欲しくて……。』
『…ドキドキ…したよ?』
『!』
『いつものベリアンも好きだけど…今日のベリアンも…。』
『(/𖦹/△/𖦹 //)プシュー』
『べ、ベリアン!?』
(慣れないことしたから気絶しちゃったみたい……。可愛い…。)
おまけ
🐈⬛
『主様!Trick or Treatです!』
『ムー!あ、どうしようお菓子ないなぁ。 』
『そうね、全部渡しちゃったわ。』
『ムフフ、それならイタズラですよ!ボクからのモチモチ肉球攻撃ですー!』
ムーは私達を押し倒してほっぺに肉球を当てる。
『『きゃー♡♡』』
(ムーに全部持ってかれた……っ。)執事一同
☠️HAPPY HALLOWEEN🎃
コメント
1件
ああ、ハロウィン番外編、めちゃくちゃ甘くてドキドキしました…!執事さんたちが「お菓子だけじゃ満足できない」ってヴァンパイア設定で一斉に主様に迫る流れ、もう反則級ですよね。ユーハンの「その聞き方ずるいわ」の返しとか、ミヤジの「ルカスに負けたくないから」って対抗心の見せ方とか、各キャラの色が出てて大好きです。最後のムーに全部持ってかれたオチもハロウィンらしくてほっこりしました🎃 ぷちさん、素敵な番外編ありがとうございます!