何かしら自分は、途方もなく不味いことをしてしまったかもしれない。
そう考えた瞬間に背筋が凍った。
自分葉先輩を殺してしまうのかもしれない。
愛する人を自ら奪う恐怖は、自分を縛り付けるには十分で心から震える。
見上げた空は何も教えてはくれなかった。
次の日に再び現れた先輩に自分は何も出来やしなかった。
ねぇ、先輩。こんなに情けない自分ですが、大好きなんです。好きで好きで堪らなくて…辛いんです。残酷な冬でも生きたいと思えるほど先輩は自分を愛してはいなくても。
自分の部屋は嫌になるほど無機質で寒い空間だ。
「死なないで…ください…」
▷海岸(Mを見る Cから来た人)
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