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久しぶりの投稿だったにもかかわらず、50人以上の方に閲覧頂き、光栄です🥲🪄🪄🪄


必ず連載達成まで駆け抜けますので、何卒よろしくお願いします🌟✋🏻




【em視点】


パサリ。

静かな音を立てて緑は倒れた。




「あ、…ァぁぁああああッ!!!」



背中や腕からは出血している。

まずい、このままだと出血多量で死んでしまう。

今ここに救急キットはない。

テントからも離れている。

すぐに神は来れないだろう。


どうする。

どうしたらいい。

私には何ができるッ!?!?


インカム、まずは インカムだ。

「あッあの!!!保護対象のzmがッッ…あ、あ」


周りの草はすでに赤く染まり、生を意味する呼吸音も…


聞こえない。


胸の上下はない。


ああ。これが死なのか?

もう既に手遅れなのか?




…わ、私のせい?

私がA国に攫われたから??

隙を見せてしまったから???

対潜能力が乏しいから????


なにも…何もできないから?????



何も聞こえない。

赤くなった緑しか目に入らない。


ただ、溢れだす涙をこぼすことしかできない。


少し微笑んでいる顔。ドヤ顔のような誇らしげな顔。

もっと彼のいろいろな表情を見たかった。


ただただ、思考を放棄した頭ではそれしか考えられなかった。






「…ぃ-ル、ェ、ミール!!」



kn「emッ!!!!」


水色の彼が私の方を掴み、揺らした。

それによってひゅっと酸素が取り込まれ、私の呼吸が再開する。


聴覚が冴える。

視野が広くなる。


kn「…コイツ、まだ死んでねぇよ。大丈夫だ。」


方言もなく、ただ真っ直ぐと見つめられ、彼にそう言われたもんだから。


私は何をしているんだ。

まだ、まだ助けられる。必ず。


必ず、彼を。



kn「神ィッッッ!!!!早よ来い!!!」


ジジッ

≫ut「今行ってるわッ!!!もう着くで!!!」


kn「大先生ッ!?!?車使っとんか??」


ジジッ

≫sn「そんなことあとあと!!傷口、今すぐ布とかで抑えて!!!心臓は触っちゃだめ!!!まだ動いてるんでしょッ!?!?」


kn「りょーかい。em、止血するで」


em「は、はいッ!!!」



服をちぎって、布を傷口にあて、止血しようとした。

その時




ビリビリッ

em「ぃ゛ッ…???」


kn「な…え?em…??どうした」

em「今、ビリッとなにか…」


私の声に促されるように、彼もzmの体に触れる。


kn「はッ…ぁ??」

脊髄反射というやつなのだろうか。

脳が理解する前に脊髄が触ってはいけないと命令を下し、手が離れる。彼も同様であった。


kn「か、みッ??!体に…でッ、電流がッ… 」

ジジッ

≫sn「はぁッ!??電流だってェッ、!?!?」

≫ut「うッ嘘やん??!体に埋め込まれとるってこと???A国に人権はないんけッ!!!?」




どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう




これで助けられなかったら???


もう彼は生きることが許されないのか???



初めて会ったけど、初めて会った気がしない。

そう感じた。


彼はこの組織に必要だ。


足りなかったパズルのピースがはまった気がした。



私が、殺した???


攫われて、助けられて、私は何もできなくて。



まだ…まだ何も言えてない。


「私はァッッ!!!!貴方になにも…ッなにも言えてない!!!!!!」




kn「ッ…em。」


冷静に話しかけてくれた声ではっとした。


その時、車が停止するブレーキ音が聞こえた。荒い息と共に駆けつけた黄色も見えた。


sn「…ッぶな!!!もう少し丁寧に運転してよ!!!」

ut「ハァン?運転してやったの感謝してほしいくらいやけどなァァッ!?!?」

sho「そんッ…なことハァッ言ってる…場合やな、いわ!!ハァッ…」




ホッとする。希望がみえる。


もしかしたら助かるかもしれない。

いや、彼なら。


snさんなら絶対に助けてくれる。



もしもう一度会えることができたら、許されたなら。


貴方に言いたいことがたくさんある。

伝えなくちゃいけないことがたくさんある。



ごめんなさい。そしてありがとう。。



そして…



私達と一緒に。

共に人生を歩んでくれませんか?
















……貴方zmは助けられてばかりの何もできなかった私ともう一度会ってくれますか。

脅威さんは正義を問う【打ち切り】

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