「友里、柱昇格おめでとう。」
『ありがとうございます。御館様の益々のご多幸を切にお祈り申し上げます。』
「ふふッありがとう。」
御館様は、いつ見ても美しい。
しかし、病が少しづつ進行してきてしまっている__という訳でもない。
今世は何故だか分からないが、御館様に病は無い。目も見えているし、元気だ。
まぁ、私達みたいに動ける程では無いが。
『今世は、病が無くて良かったです。』
「私もそう思うよ。皆の可愛い素顔がよく見えるからね。それに、友里は今世も可愛いね。」
『ッそんなこと…あります。』
「こら、調子に乗らないの。」
『御意。』
また、御館様とお話が出来るのもとても嬉しい。所で、柱になったら何をするんだっけ?
「そうだ、友里。柱になったからには、まず他のみんなに紹介をしなきゃね。まぁ、前世とほぼ変わってないから大丈夫だと思うけれど。」
『いつですか?』
「明日だよ。」
『明日ッ!?』
「どうしたんだい?何かあるのかい?」
『特に何もありません。』
「こら、調子に乗らない。」
『御意』
明日かぁ。何かお菓子でも焼いて持っていくか。うん、そうしよう。
『では、御館様。私は失礼致します。』
「うん、明日待ってるね。」
『はい。』
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