『ふわぁぁぁ…』
〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
『ん…騒がし…なにやってんだろ…』
私はこんなに騒いでる馬鹿な奴らが気になったので声のする方に向かった。
「引けねぇんだよ!引けねぇ理由があんだよ!東京卍會!キヨマサ!勝つには俺を殺すしかねぇぞ。」
そう言って、笑う少年。
何故か…見たことがあるような…なんだ…?
東京卍會……?
『っ……!!!』
頭が割れるような痛みが自分を襲った。
違う誰かの記憶が自分に流れ込んでくるような…
『…!!!』
思い出した。ここ、東リべの世界じゃね?
現役OLの24歳。東リべの世界に転生したようです。
頬を千切る勢いで引っ張ってみても夢からは覚めない。……現実だ。
私はトラックに跳ねられたハズでは…?
細かく思い出すと萎えるので省略するが、私は人間関係に悩み、フラフラと横断歩道を渡っていたら居眠り運転をしていたトラックに跳ねられた。ハズだ。
死後の世界でもない…
ソコにいる金髪リーゼントは…私の記憶が確かなら”花垣武道”。
東京リベンジャーズという漫画の主人公だ。
生前、疲れ果てていた私は東リべを読み、どっぷりハマったのだ。
その私のハマった漫画、東京リベンジャーズの世界に…
『…は、はぁっ?!?!?!』
自分の脳が混乱した。
……やばい。大声を出してしまったからそこらにいる人達全員が私を見ている。いや怖
「あ”?お前誰だよ?うるせーなぁ”」
「っ!?誰だ…?男…?女の子…???」
あーそうだ。今世の今の私は中性的な格好を、している。
今の髪型はウルフカット。マスクもしてるし男にも見えなくはない…と思う。
あー私詰んだわ。ん?まてよ?
私前世で幼少期色々武道習ってなかったっけ…
あ、いけそう☆
『さぁ。うるせーのはそっちじゃねぇの?』
「はぁ”?お前、殺されてぇのかぁ”?あ”ぁ”?」
『殺されてぇのはそっちじゃんw……なに?殺りてーの?』
私はキヨマサとの距離を詰め、蹴り上げた。
呻き声をあげながら倒れっていった。
『一撃じゃん。だっせぇなw』
まだ前世での運動神経は、今世でも通用するようだ。よかった…
周りが一気にザワザワし始めた。…うるさいな
私はたけみっちに寄り、声を掛けた。
『大丈夫か?お前、殴られぱなっしだったけど…かっけぇじゃんw』
「だ、大丈夫です!ありがとうございす!」
丁度ポケットに入っていた絆創膏を少年にあげ、その場を立ち去ろうとした。
……うわ。顔面国宝のご登場だ。
「キヨマサー何時からそんなに偉くなったんだ?」
ドガッ
「ウグッ…!?」
やば。名シーンじゃん。拝みたい。
「総長に挨拶する時はその角度な」
わー痛そ
するとマイキーがたけみっちに向かって言った。
「お前、ホントに中学生?名前は?」
は”ぁ”ぁ”ぁ”……尊い…
「……花垣、武道。」
あ、この状況ヤバくないか?私はそろりそろりとその場を抜け出そうとした。
「おー逃げんな逃げんな」
「んで、お前は?」
『……は?』
「名前だよ」
『…母さんに知らない人には言っては駄目だと言われてるんで…
………それでは。』
「名前は?(圧)」
『…如月 新。 (きさらぎ あらた)』
圧が凄い。素直に答えてしまった。顔が良い。
「たけみっち、あらたっち、今日から俺のダチ。なっ?」
『…ゑ』
たけみっちだけでなくなんで私まで…
ん?まてよ?東リべは多くのキャラが亡くなっている…自分なら助けられるのでは?
そうと決まれば…やるか。救済。
東リべキャラと顔見知りにはなっとかないとな。
「たけみっち……?」
たけみっちがポカーンとしている。可愛いな。
「マイキーが言うならそうだろー。たけみっち、あらたっち。」
いやクッソ棒で草。
もう情報量が多すぎて自分の脳みそが限界を告げてきた。帰ろう。
『……んじゃ。たけみっち…だっけ?お大事にな。』
「貴方までっ!?……ありがとうございます!新さん!」
『…タメで良い。よろしくな、たけみっち』
「うん!分かった!新くん!」
あー。どうやらたけみっちは私のことを男だと勘違いしてるな。まぁその方が都合が良いしまぁいいか。
…絶対救ってみせる。
〈キャラ設定〉
如月 新 (きさらぎ あらた)
身長…157
外見は男に見えるがちゃんとした女の子。
好きな色は黒、青。
好き……体を動かす、甘いもの
嫌い……虫、辛いもの
↑〈外での新〉
【転生前】
幼少期では両親から不審者対策。ということで柔道、剣道、弓道、空手道、合気道、体術を習っていた。多いね。
運動バカだったので勉強は苦手。赤点常習犯。
成人前に両親が事故により他界。そのショックが重なり、精神がボロボロに。
フラフラと横断歩道を渡っていたところ、居眠り運転をしていたトラックに跳ねられ齢24歳という若さで亡くなり、転生した。
【転生後】
東京リベンジャーズの世界に転生した。たけみっちの顔を見たことで前世を思い出した。
今の両親はなぜか前の両親と同じ。記憶はないみたいだ。家に帰ったら亡き両親が居たので号泣。心配された。
動きにくいので普段はサラシを巻いている。
ちなみに学校ではThe☆清楚!
いつものウルフカットはウィッグだった。髪の毛を洗おうとしたらポスッと落ちてきたので禿げたと思いパニクった。
前世を思い出すまでの私は成績優秀、学校1の美少女として知られていたらしい。
前世では勉強が苦手だったので嬉しい。
喧嘩もできて成績優秀。あれ?私ってチートキャラでは?
↑〈学校の新〉
左の触角はグレーだが染めてはなく、地毛である。「なんで触角だけグレー?????」
モテる。
「前世は告白されたの小学生きりだったな…」
みんなからは「新」「新ちゃん」「如月ちゃん」「新様」「如月様」と呼ばれている。
「……え?新”様”???????」
コメント
5件
………読もうと思ッても読めんの悲しい…… ガチで小説読めん人やッたわ……