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蜜の部屋で、マ・オは全裸で韓洋に近づいた。小ぶりな胸の谷間に、ネックレスが輝いている。
服を着てるよりもこちらの方が仕事はし易かったし、裸が恥ずかしいといった概念は遠い昔に棄てた。
人間の1番卑猥な部分は顔であり、心である事をマ・オは幼い頃から知っていた。
音声も動画も記録して公開した。
あとは仕上げのみとなっていた。
パンツ1枚で、ベットに縛られた韓洋の身体に覆い被さる。
韓洋はイビキをかいて眠っていた。
その頭を撫でながらマ・オは囁く。
「いい子ね…聞いて…あなたをこれから沢山の困難が襲うの。あなたはきっと、それに耐えられないわ…必死で今まで頑張ってきたんだもの。それが一瞬でなくなっちゃうの…きっと、きっと耐えられなくて苦しくなるの。でもね、私があなたをずっと見守っていてあげるわ。みんながあなたをいじめるでしょう。味方だった人もみんなね…ひとりぼっちになるの。苦しいわよ…だから私をを忘れないでね…」
チリン。
マ・オの胸元のネックレスの鈴が鳴った。
韓洋の頬に涙が零れ堕ちた。
的は既に地獄へ沈んだ!
マ・オはそう確信した。