続き〜
tn視点
廊下を早歩きしながら考える
やってしまった。俺がグルさんを追い詰めていた、自分の存在意味にも疑問を持ち始めていた
自分の部屋の前に着いたとたん凄いスピードで部屋に入る
tn「どうしよう…ッ、俺がグルさんをッ…」
床に倒れ込んでそう呟く
その様子を部屋のダクトからゾムが見ていた
zm視点
トントンが後悔で倒れ込んでしまった、それもそのはずトントンはグルッペンを変えてしまった
だけど俺はトントンが悪いと思ってない
すぐさまダクトから降り、トントンに駆け寄った
zm「大丈夫やトントン、お前は悪くないサスサス」
tn「ちゃうんや…俺が、俺がッ…」
どんなに言っても自分が悪いと言い張るトントン、こいつを俺はどうすることもできずにただ背中を擦り、慰めの言葉を掛けることしか出来なかった
gr視点
またあいつに責任感を与えてしまった
これはトントンのせいじゃない、のに…
幹部の顔を見るとどうもだめらしい
特に一番そばにいてくれたトントンが
だが看病してくれてるペ神はだんだんと慣れてきた、まぁ気を抜くと吐き気がするが…
他のやつも見舞いに来てくれるようになった
慣れてきたせいか吐くことも少なくなって来ていた、
だけどトントンだけがあれから来ることはなかった
sn「すぐ帰ってくるんだよ、無理はしないこと。わかった?」
gr「わかったわかった、」
安定してきたから少しの外出が許された、まぁ城内を少し散歩するだけだが…
ut「ほら行くよグルちゃん」
gr「あぁ…」
見守りで大先生が付いてくるらしい
大先生は頻繁に見舞いに来ていて俺も一番抵抗が少なかったからだ
歩いているとゾムと会った
zm「お、グルッペンやん。もう大丈夫なん?」
ut「リハビリみたいなもんやで、ちょっと歩いてくるだけ」
zm「はえ〜…無理すんなよ」
gr「わかっているさ」
その後食堂に行き、ほぼ全員の幹部と会った
みんなゾムと同じ様な反応をしてびっくりしていた
念の為吐き戻さないよう食べ物は食べずにみんなと話して医務室に戻ろうとしていた
総統室前を通っていた、するとしばらく見ていなかった赤いマフラーが目の前にいた
tn「グルさっ…すまんなすぐ消えるから…タッ」
gr「待てトン氏っ、ガシッ…ゲホッ」
ut「グルちゃん…」
支えてくれようとしている大先生の手を振り払いトン氏に持たれかかった
gr「違うんだ、お前のせいじゃないんだ…ッ」
あの光景が頭に浮かぶ
湧き上がってくる吐き気を抑えながらトン氏にそう言い続ける
身体がそろそろ限界なのか足の力が抜け、その場に座り込んでしまった
tn「わかったから…もう無理せんでサスサス」
gr「ハッ…ハッ…」
tn「大先生、ペ神を呼んでくれ」
ut「あ、あぁ…」
tn「ヒョイ、もう少しの辛抱や。頑張ってな」
gr「お前のせいじゃないんだ…ッ」
tn「わかっとる、だからもう休んでてや」トンッ
gr「あ゙ッ…パタッ…」
そのままトン氏に首を軽く叩かれ意識を失った
tn「タッタッ…心配掛けてごめんな、」
そう…聞こえた気がした
パチッ…ムクリ…
ここは…医務室か、
腕には細い管が1本通っていた、おそらく点滴だろう。周りには殻の点滴の袋が何個か置かさっていた、それを見て大体どのくらい時間が経ったのかがわかった
膝らへんが重い、ふと目線を当ててみるとトントンがベッドに顔を埋めるようにして寝ていた
なんとなく湿っているようにも感じた
シャッ、
sn「お、起きてんじゃん」
gr「ペ神…無理するなって言われてたのに、すまん」
sn「ほんとだよ〜、…トントン心配してたよ。ずっとここでグルッペンの手握って」
そういえば手を握られている
gr「あぁ、トン氏には悪いことをしたな」
ナデナデ…
sn「もう大丈夫?」
gr「あぁ、万全とは言えないだろうがそろそろ復帰しても大丈夫だろ」
sn「万全じゃないんかい…まぁいいや。しばらくトントンに面倒見て貰えよ」
gr「はーい」
tn「パチッ…ん、」
gr「おはようトントン、 ナデ」
tn「ガバッ?!、グルさん…ポロッ」
gr「おや?トン氏は泣き虫だな、クスクス」
tn「すまんかった俺のせいでッ…」
gr「話を聞いていなかったのか?トン氏のせいじゃないと言っただろ?」
tn「でもッ…」
ほんまにこいつは…w
gr「よーし、総統命令だ!もう自分が悪かったなんて言うな、考えるな!わかったか! 」
tn「そんな理不尽あってたまるか!…ww」
gr「よし、やっと笑ったな!」
tn「…ありがとなグルさん!」
gr「ところでペ神、俺どんくらい寝てた?」
まぁ大体予想は付いてるが…3日くらいだろ
sn「ん〜、軽く一週間?」
gr「は?!じゃあこの空っぽの数は…?!」
sn「片付けないわけないでしょうか!アホかお前は」
gr「なっ?!そんなに言うことないだろ!」
tn「wwww」
あぁ、こんな日々がずっと続けばいいのに
あんな夢を見た理由はなんだ?あれからめっきり見てないし…一体なんだったんだ?
こんちわー、あばばです
会話文が多いせいで空欄めっちゃ長いと思います、だからって無くしても違和感凄いしな…
まぁこの物語まだまだ続きます、けど長編にするのもめんどくさいし大体15話ほどで終わらそうと思います
もしかしたらもっと短くなるかも…
まぁそうなったらよろしく
コメント
2件
一気読みさせてもらいました…💕✨ もう最高すぎます…🥹🫶
ストーリーめっちゃ好きです!活動頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧