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Lulu🍓💖@ペア画中
クラスメイトが、「好きな芸能人が持病で休養するから休止するんだよ」と嘆く。俺は適当に相槌を打ちながら、「…休養なんて、できるわけないだろ。」と小さく呟いた。
俺は、鬱病を患っている。
「うっす」
「なに、また来たの?」
新学期早々、すっかり保健室の常連になっていた俺は、いつもの笑顔を貼り付けて養護教諭の湖凪先生に軽く挨拶する。
「今日授業参観じゃないの〜?」
「俺の親こないんで別にいいんすよ」
「そうなの?じゃあいいけど……とはならないのよ」
といいつつ、湖凪先生は個室のカーテンを開ける。
「あざす」
「何時までいる?」
「昼前には戻るつもりー」
「そう、」
先生が担任向けのカルテ?みたいな紙にメモをとる。いつもだと、もっと早く戻るよう促してくるのだが、今日はそんなことはないらしい。
ベッドに寝転がり、天井を見つめる。もう見慣れてしまった。暫くそのままでいるとまぶたが重くなってきて、眠りについた。
────────
[湖凪side]
ガラガラ
「うっす」
「なに、また来たの?」
いつもの如く、チャラい男子生徒が入ってくる。
「今日授業参観じゃないの〜?」
「俺の親こないんで別にいいんすよ」
当たり前のように言う。そう言う彼の声が低かったのは、気の所為ではないだろう。話しながら個室に案内する。
担任への報告書を手にしながら、毎回恒例の質問をする。
「何時までいる?」
「昼前には戻るつもりー」
書き込み終わって、個室のカーテンを閉める。また、静寂が訪れた。しかし、そのうち誰かが怪我やらなんやらで保健室に来るため、あまり続かないだろう。
そう思った矢先、個室から苦しそうな声が漏れた。カーテンを開けて、静かに近寄る。
「、ぅ゛やめ……ぁッ」
「…大丈夫 。」
手を握って、落ち着かせる。
「や゛っ 離、せ…ッ」
「ごめんね。大丈夫だから」
しばらく手を握っていると、だんだん落ち着いてきた。こうしているうちに起きてしまわないように細心の注意を払って個室から出る。
担任はあまりに無関心だから、報告書になんて書かない。万が一のことがあった時のために、専用のノートがある。何も、彼だけではない。他にもたくさんの生徒のことが記されている。
喜琉 侑、そう書いてあるページを探す。
あった。
───4月△△日
サボりだと偽り保健室に来た男子生徒が
うなされていた。寝言からして過去に
虐待、またはいじめを受けていたと
思われる。
───4月××日
頭に触れられるのを怖がる。
───4月××日
お腹をさすろうとすると
フラッシュバックがおきた。
───5月××日
授業参観日。1時間目途中で保健室へ。
いつもと比べてうなされるのが早かった。
コメント
1件
んださん、第1話読んだわ。冒頭の「休養なんてできるわけない」がもう刺さった…。保健室のベッドで天井見つめる場面、すごく静かで重い空気が伝わってきた。湖凪先生が「大丈夫」って手を握るシーン、優しさと距離感が絶妙で泣ける。先生のノートに記録されてる内容も気になるし、続きがめちゃくちゃ気になるわ。大切に描かれてる作品だなって感じた🔥