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こんちゃ!るあです!今回の新連載は暗め、、苦手な人注意!
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いじめを受けている子の名前 香山 美月(かやま みつき)
いじめっ子のリーダー 天野莉音(あまの りおん)
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# 第一章 灰色の毎日
朝、目が覚める。
カーテンの隙間から差し込む光は眩しいはずなのに、私には少しも温かく感じられなかった。
時計を見ると、午前6時。
「……学校、行かなきゃ。」
誰に言うでもなく、小さく呟いてベッドから起き上がる。
制服に着替え、重い足取りで部屋を出る。
リビングでは、お母さんがソファに座り、スマホを見つめていた。
「……おはよう。」
声をかけても、返事はない。
聞こえなかったのかな。
そう思ってもう一度言おうとしたけれど、やめた。
どうせ返ってこない。
それが、いつものことだから。
冷蔵庫を開けて昨日の残りのパンを取り出し、静かに食べる。
食べ終わる頃、お母さんは一度だけ口を開いた。
「遅刻しないように。」
それだけ。
私の顔を見ることもなく、またスマホへ視線を戻した。
「……はい。」
私は小さく返事をして、家を出た。
空は青かった。
こんなにいい天気なのに、私の心だけ雨が降っているみたいだった。
学校へ向かう足は重い。
できることなら、このままどこかへ逃げてしまいたい。
でも、そんな勇気はなかった。
教室の扉を開ける。
その瞬間、数人の笑い声が聞こえた。
「来た。」
「クソ山今日もいるんだ。」
「よく来れるよね。」
聞こえないふり。
もう慣れた。
自分の席へ向かう。
机の上には落書き。
『きもい』
『消えろ』
『〇ね』
黒いペンで大きく書かれた文字を見ても、驚かない。
毎日のことだから。
ポケットからティッシュを取り出し、静かに拭く。
消えない。
1,255
強くこすっても、少し薄くなるだけだった。
「キモ山何やってんの?」
後ろから聞こえた声。
振り向くと、クラスの中心にいる天野莉音が笑っていた。
その後ろでは取り巻きの二人も笑っている。
「そんなに頑張っても消えないよ?」
教室に笑い声が広がる。
私は何も言えなかった。
言い返したって意味がない。
もっとひどくなるだけ。
だから今日も下を向く。
先生が来ると、笑い声はぴたりと止んだ。
まるで何もなかったかのように。
授業中も、誰も何も言わない。
でも、消しゴムが床に落ちれば誰も拾ってくれない。
グループ学習では、誰も私を呼ばない。
休み時間になれば、また笑い声が聞こえる。
私は一人で教室を出て、中庭が見える廊下へ向かった。
ここなら少しだけ静かだった。
窓の外では風が木々を揺らしている。
鳥の鳴き声だけが優しく響いていた。
「どうして……。」
思わず漏れた言葉は、誰にも届かない。
私は何か悪いことをしたのかな。
どうしてこんな毎日になったんだろう。
答えは見つからない。
昼休みも、一人だった。
誰とも話さず、お弁当を食べる。
教室の笑い声だけが、遠くから聞こえていた。
放課後になると、私は誰よりも早く教室を出た。
家に帰れば楽になれる。
……そう思いたい。
だけど、本当は違う。
家にも、学校にも。
私の居場所なんて、どこにもなかった。
部屋へ戻り、ランドセル……いや、通学バッグを床へ置く。
制服のままベッドに座ると、張りつめていたものが一気にほどけた。
ぽろっ。
一粒、涙が落ちる。
止めようとしても止まらない。
声を押し殺して泣いた。
泣いても、明日はまた来る。
きっと、明日も同じ。
そう思いながら目を閉じた。
その時の私は、まだ知らなかった。
この灰色だった毎日が、もうすぐ少しずつ変わり始めることを――。
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おかえりなさーい!これから書いていくのでよかったらハートとコメントお待ちしてます!ばいるあ!
コメント
1件
ああ〜もう読んだ読んだ!!😭💦 るあさん、新連載おつかれさまっ!! 第1話からもう胸がぎゅーってなるよ…。 美月ちゃんの、家でも学校でも居場所がない感じ、 「こんなにいい天気なのに、私の心だけ雨」っていう比喩がすごく刺さった…。 あと、お母さんから「遅刻しないように」だけ言われて顔も見てもらえないシーン、 静かすぎて逆に重かった…。 最後の「変わり始める」ってところで、 次がめっちゃ気になる展開になる予感しかしない!! 続き楽しみにしてるよ〜🌸💕