レコーディングが終わって、
絶賛のんびり中。
みんなそれぞれメンバーカラーのヨギボーに寝転がってエゴサしてたり、おいしいご飯屋さん探してたり、歌ってたり、しりとりしてたり、YouTubeみてたり、
まぁとりあえず自由な時間だ。
その時黄くんが言った。
あの、僕お腹がすきました。
食べにいきましょっ!
うぉ!い〜ねぇ〜っ!
ええなぁ!のったわっ
俺も行く〜やっぱり寿司だろ!
wwwじゃあ俺も行こ〜かなっ
青ちゃんは?
へぁっ、えと、っん、行く、
つい答えてしまった。
僕、青は拒食症という
摂食障害を抱えている。
メンバーには迷惑をかけたくないため、
このことは、話していない。
最近しばらく固形物を食べてない。
ゼリー状のやつとか、飲み物だけで
生きてきた。いきなり固形物なんて、
絶対気持ち悪くなって吐くやつじゃん、
でも
あの雰囲気は断れなかったよなぁ、、
なんて思っていたが、
あっという間、出発時間になったようだ。
車に乗って向かった。
行くお店はズバリ、
家系ラーメン!!!
今の僕にとって、1番の敵なのではないか
というレベルで苦しい。
どうしょ、あ、着いちゃった。
みんな何頼む〜?
僕は、このセット頼みますっ
え〜ほな俺これにするわ。
じゃあ俺はこれにしよっかな
じゃあ俺これ〜!
それ俺が食いたかったのに〜!
へへっ!じゃーぁ、1口あげるからさ、
桃くんこれ頼んだら?ど?
いやお前これ食いたいだけやんw
んへ、ばれたぁ?www
いやバレるわww
ほら、青は何食べる?
んぇ、えとこれ、にしよかな、、?
え、青こんなちっちゃいやつでいーの?
ん、wだいじょぶっ
あんま食欲なくて、w
そか、無理すんなや?
めぇめぇしんどかったら言ってね♡
赤くんきもちわる。
えひど。
赤。どんまいw
僕は小さいチャーハンを頼んだ。
この時間は空いていたから、
すぐ料理が届いた。
イコール 地獄のスタート。
みんなはすぐに
いただきますをして、
食べ始めた。
食べなくちゃ。
食べなくちゃ。
、、、
僕はスプーンにチャーハンを
10粒ほど乗せ、
口へ運び、水を飲んで
勢いよく飲み込んだ。
意外と大丈夫だった。
だから、
スプーンにさっきより多い量をのせ、
水なしで飲み込んだ。
案の定、きもちわるくなった。
ごめ、僕トイレっ、!ぅぷっ、
今にも吐きそうだ。
トイレまで走った。
トイレのドアに鍵をする前に、
便座の前で座り込んでしまい、
そのまま吐いた。
げぽっ、ごほごほ 、っべち”ゃべちぁ、
はふっ、ふっ、んく”ぅっ、やぁ”っ
吐くものがなくて、胃酸だけを吐いた。
吐き終わると力が抜けるように
壁にもたれた。
息を整えるのに時間がかかった。
どれくらい経ったのか分からない。
ただ気持ち悪い。
どうしよ、
誰かに助けて欲しい、
けど無理だろな、
がらがらぁっ!
、、?
青!大丈夫か?
あれ、桃くんだ。
声出ない
どしよ
桃くんの後ろに
ほかのメンバーも見える。
青っ、吐いたの?
僕は頷いた。
青、話せそうにない?
僕はまた頷いた。
そか、だいじょぶだぞ〜?なでなで
優しくて暖かい手だ。
落ち着く。
そこからの記憶はない。
目が覚めると、家だった。
多分僕の家。
ベットに寝転がり、
布団までかけられていた。
おまけかな。隣に橙くんもいた。
橙くん最近すごく頑張ってたから、
寝てないのかな、
ゆっくり休んでね。
小さい声で呟いて、ベットを降りた。
リビングに向かう途中で、
後ろからハグされた。
そのまま抱っこされた。
ぅわ、!ぁ、?
青ちゃん確保〜笑
という声が聞こえて、
黄くんだとわかった。
くそぉ、
僕より年下のくせに
僕より背が高いなんてっ!
ありえないよぉっ、!
僕のコメントに笑う黄くん。
優しいな。
そんなこんなでリビングに着いた。
黄くんがソファに座らせてくれた。
みんなと、
お!復活か?笑
俺めっちゃ心配したんだけど?!
まぁ、元気そうでよかった笑
あれ、橙は?
あ、気持ちよさそうに寝てたから、
寝かせといた。
、、、橙くんらしいや笑
なんて会話をした。
その後、紫ーくんは笑って、
寝室へ向かって行った。
しばらくして、紫ーくんと橙くんが
戻ってきた。
みんなが机を囲む形になった。
そして、
で?青さん。
俺らに言うことあるでしょ。
、、、
青ちゃんの言えるときでいいけどね。
いや、僕最低だね。こんなにみんなが
僕のこと大切にしてくれてるの、
気づいてたのに、かくしてた。
ごめんなさい。
いや、怒ってないで笑
だいじょ〜ぶ。安心しーや?
ありがと。
みんなのこと大好きだから、話すね。
僕ね、拒食症なの。動画編集とか会議とか、企画内容とか考えてると、ご飯食べる時間なくてさ。元々、少食だったんだけど、ご飯食べなかったら、余計に食べれなくなっちゃって、微笑
最近、固形物ずっと食べてなくて、急に家系ラーメン食べたから、胃がびっくりしちゃってこの前吐いちゃったの。どこまでも心配とか迷惑とか、かけちゃってごめんね。微笑
そっか。まぁ?どうせ?
青ちゃんのことですし?
僕達に心配かけちゃうと思って僕たちに言ってくれなかったんでしょ?
そんな青ちゃんに、問題です!!
メンバーは何のために必要でしょうか?
いや急すぎやろ笑笑
橙くんのツッコミって
なんか安心するなぁ。
ほら、青ちゃん答えて?
あ、えと、、
一緒に活動するため、とか?
あ〜それもありますね。
ありますけど、もっと大事なことです。
はいわかる人〜?
はーい!!!
あ、じゃあ、赤!
メンバーは、迷惑をかけ合い、互いの
問題を解決するために必要です!
お〜!!そうです!
その通りです!
いいですか?青ちゃん。
メンバーは迷惑や心配をかけてなんぼです。1人で抱え込まず、みんなで解決に向かっていく。互いに助け合って高めていく。それがメンバー。仲間なんですよ。
青ちゃんのメンバーは僕たちです。
僕たちには青ちゃんを救えます。
一緒に頑張って克服していきましょ!!
僕は弱い。
拒食症だし、
仲間の存在意義が分からなくなるし、
頼れない。
まだまだ弱い部分って沢山あるし、
これから間違った道に
進むかもしれない。
でも、怖くない。
だって僕には
最強の仲間たちがいるから。
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