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こんにちは
前回ばりばりの関西弁入りますって言ったけど関西弁ってあれで合っているのか?関西人じゃないから違ったらごめんなさい💦
それでは、前回の続きからです!
どうぞ!
イフ『』
初兎「」
モブ()
次の日、私は学校に行くと昨日帰りにたまたまぶつかってしまった子たちに話しかけられた。最初は何事かと思ったけど昨日の記憶が戻ってきたことで納得した。興味のあることは忘れないけど興味のないことはすぐ忘れる。これはきっと世界共通だと思う。私がクラスメイトに対応していると他のクラスメイトも興味があるのか寄ってくる。
その時、おはようと聞き覚えのある声がした。
初兎くんだ。
初兎くんは私を見るなりすぐさま寄ってきて「おはようさん♪」と言ってきた。クラスの子はいるのに関西弁。まあ、ある程度は関西弁で話してたみたいだからいいのだろう。朝から元気な声やな。
『おはようさん』
『朝から元気やな』
「僕はいつでも元気やで♪」
こんなみんなにも伝わるような簡単な会話だが昨日の話していた内容は聞いてても中々分からないものだろうな。
(イフちゃんも関西人なんだよね〜?♪)
『まぁ、』
(初兎くんとなんか関西弁で話してみてよ♪)
そんな無茶振りされてもと思いながら初兎くんは乗り気だ。そんな大した会話なんてできる自信ないで?
「ほな、僕から話振るな♪」
そうしてくれるとすごく助かる。
「イフちゃんは推しとかいるん?」
『推し、は…いない…?』
「なんで疑問形?w」
『これを推しと言うてもええもんなのか』
「どれや?」
『お姉ちゃんを推しと言うてもええのか』
「好きなら推しやのうてもええんちゃう?」
『そないなもんなん?』
「そないなもんやで♪」
「ところでそのお姉ちゃんのどないなところが好きなん?」
『どないなところか…』
『面倒見がようて、料理が上手で、私のことを第一に考えてくれて、めっさ優しいところが好き』
「めっちゃいいお姉ちゃんやん♪」
『さよか』
『私の自慢のお姉ちゃんなんや』
「はい!♪」
「これくらいでええか?」
(大!満!足!)
(イフちゃんも初兎くんも関西弁の方が話しやすそうだね♪)
(私たちに合わせてわかるような関西弁とか東京弁に合わせてくれてありがとう♪)
(ところでイフちゃん♪)
『は、はい、?』
(マスク外して、髪退かしてよ♪)
(顔が見てみたい♪)
『え…』
(ダメ…かな?)
『……』
ダメではない。けど怖い。またこの瞳を怖いって気持ち悪いって思われちゃう。ちょっと仲良くなれたのに嫌われるの?やだよ…
「ごめんな」
「イフちゃんは視線恐怖症なんやって」
「だからあえて顔を隠すようにして自分を守ってるんや」
『そ、そうなの…』
『ごめんね…?』
(ううん、こっちこそ知らずに無茶言ってごめんなさい💦)
『大丈夫、言ってなかった私が悪いんだし』
(文化祭とか大丈夫?)
(イフちゃんと初兎くんは裏でやる?)
いや。折角の文化祭なんだからやりたい。別に視線恐怖症ではないし。出せるけどみんなの反応がちょっと怖い。いや、すごく怖いのかも。でも、これをきっかけに私を見せれるのなら勇気を出さなきゃ。やるって言わなきゃ。
『私、みんなに迷惑かけちゃうかもやけど文化祭は表にでて接客したい』
『クラスに貢献したい』
『ダメ、かな? 』
(イフちゃん)
『はい…』
(辛くなったらいつでも言ってね♪)
(いつでもみんなが手助けするから♪)
『それって!』
(表で接客頑張ってね♪)
『うん♪』
(!!)
嬉しい♪
過去の私もこんなに頑張れば良かったのに。なんで何もしなかったんだろう。
それからというもの忙しい中でもみんな私と話してくれて準備は順調に進んだ。
そして待ちに待った文化祭当日。文化祭は3日。私はこの3日でみんなに本当の姿で。マスクをとって、髪を上げて、信じてもらうの。嫌われるのを恐れちゃダメ。私ならできる。初兎くんもいるんだし頑張れ私!絶対に迷惑なんてかけちゃダメよ、私!
登校中、敢えて誰にも会わないルートで学校に行く。理由は、クラスのみんなに驚いてほしいから。今日の私はポニーテールで顔も、正確に言うと目元が見えている。クラスの前でマスクをとる。完璧。そして遅く行って私が最後に着くようにする。それなら誰にもバレない♪
なんて考えてるうちにもう教室の前。私はマスクを取り、口角を上げ教室に入る。これで嫌な顔されたらきっと不登校確定演出だろう。でも、私はこのクラスを信じてるから。だからどんな私でも受け止めてくれる。そう信じてるから。
ガラガラ
続く
今回はここまで!
多分もうすぐこのお話は終わります!
今回はちょっと構成を考えてから書いたのでスムーズに進んでます!ノベルって国語力試されるよね。
見ていただきありがとうございました!