テラーノベル
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30
別世界の人が別人レベル前半バージョン
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メタナイト
「む……ん?ここは……」
目が覚めるととても無機質で
白い壁、白い床、白い天井の部屋にいた。
?????
「ふぁ……ん?あれ?」
?????
「スースー……」
ここには人がいるようだ。
少なくとも一人は私と同じく、
場所を知らないのだろう。
仮面を通して視線を合わせる。
そこには………
私”達”がいた。
私とそっくりな、おそらくだが
大勢の『メタナイト』が。
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一悶着……いや、
一悶着どころではなかったが、
とりあえずは全員で落ち着いて話す。
分かった事は、
全員この場所に見覚えがない事。
おそらくだが、
私達はパラレルワールドの私達と言う事。
それくらいだった。
いや、もう一つある。
なぜか一人一人に
電子のモニターがついており、
番号が振られていた事。
私は8番と書かれていた。
ここの中では最後の番号だ。
メタナイト4
「ここに集めた奴が区別するため、
と言う事だろうか?」
メタナイト1
「可能性はあり得るな」
メタナイト2
「なんか何番さんと呼ぶのは、
だいぶ憚られるが……」
メタナイト6
「しかしそう呼ぶしかねぇしな」
メタナイト7
「一回自己紹介で区別、
というのも考えたが……
同じ自分なら、
区別できる部分も少なさそうだな」
メタナイト3
「どうにかして、あそこにある
扉をこじ開けるしかないのか?」
メタナイト5
「だが、科学技術で相当頑丈そうだぞ」
メタナイト8(語り手)
「一度、部屋を探るというのは………」
扉の上に大きなモニターが表示される。
メタナイト6
「な、なんだ、あれは!?」
モニターにはこう表示された。
『好きな人を一人ずつ、
番号順に言ってくださいませ♪』
一瞬、いや結構な時間、静寂が訪れる。
モニターの表示も切り替わる。
『黙ってないで言ってくださいます?』
どうやら向こうには
こちらの声が聞こえているらしい。
メタナイト1
「………私から、か」
「……それは、メタナイツ軍団にバル艦長、
水兵ワドルディ。つまり部下の皆だな。
最高の部下達だ。」
『そう言う事を聞きたいんじゃありませんの』
『恋愛!恋愛的に好きな人。ですわ!』
『1番は誤魔化し上手なんですわね?』
『言わないと、どうなるのか……
察しのいい貴方達ならわかるのでは?』
メタナイト1
「………」
『まあ、話さないのなら、
こちらからバラすという手も、
貴方が好きな相手に罰を与える、
という手もありましてよ?』
メタナイト1
「……目的は何だ」
『娯楽ですわ。ご、ら、く!』
『こちらの映像を販売させてもらいますの』
メタナイト6
「肖像権というもんを知らないのかっ?」
『ええ、私としては揉み消せますので。』
メタナイト3
「最低な輩だな」
『褒め言葉として、受け取っておきますわ』
『はい♡好きな相手へ
何かされたくなければ……ね?』
『あ、どこが好きかというところまで
お願いいたしますわ』
メタナイト1
「……カービィだ。」
『好きなところは?』
メタナイト1
「すべ……」
『全て、ではなく具体的に。
癖とかも含めて。』
メタナイト1
「見た目、声、性格」
『違いますわっ!抽象的すぎます』
メタナイト4
「面接でもやってるのか?」
メタナイト6
「カービィ?考えられねぇな」
メタナイト1
「彼女の好きなところ、は………」
「……まず見た目が可愛い。
次に近付いただけで照れたりだとか、
よく頼りにしてくれるところもだ。」
『言いましたわ!観念したわね!!
でも大事なこと、抜けてますわよ〜?』
『付き合ってるんでしょう?』
『いや〜、彼女ならもっと
褒めてあげたっていいですのに!』
メタナイト1
「………」
『あら、黙ってしまいましたわ。』
メタナイト2
「ま、まあ。付き合うのは自由だしな」
メタナイト8(語り手)
「好きな人と結ばれているなんて
いい事じゃないか。おめでとう」
メタナイト3
「8番よく空気読めないって言われない?」
『では!お次は2番さん!』
『告白楽しみにお待ちしてますわ♪』
メタナイト2
「ぼっ、僕っ……僕、かぁ……」
メタナイト7
「僕!?」
メタナイト2
「えっと……だな…………
僕、もぉ………カービィだ…」
『すってき!僕っ子!
で?好きなところは〜っ?』
メタナイト2
「しょ、しょうがないだろう!?
カービィからくるんだ!
僕ではなくカービィが悪い!」
『あーなんかカッコつけてるのに
僕ってだけでなんでこんなに
ショタ感出ますの!?』
『カービィが悪い。フーン………
把握いたしましたわ♡』
メタナイト6
「何がだよこぇえよ」
メタナイト5
「わからない……これが分かれば苦労しない」
『あ、そうそう。2番さんもカービィと
付き合ってるとお聞きしましたが……』
メタナイト2
「っな、なぜ知っている!?」
『企業秘密♡ですわ』
『次、3番さんいきましょう♪』
メタナイト3
「大王様だ。」
『あら、はっや〜い♪』
『具体的には?』
メタナイト3
「まずイケメン。部下の為に働く姿というのが
素晴らしいほど似合っている」
「大王様なしではもう生きていけない。
結婚したいけどまだ言えない!!!!」
『すってき♡遠回しに
付き合ってると言いましたわね♪』
メタナイト3
「大王様以外と付き合うなど考えられない」
メタナイト6
「怖いよお前……」
メタナイト1
「言いたくてウズウズしていたんだな……」
『次!4番さん〜?』
メタナイト4
「私は死んでも言わないぞ。」
『なら好きな人に罰を……』
メタナイト4
「バンダナ。」
メタナイト3
「はやっ」
メタナイト2
「君も大概では……?」
『では好きなところを♡
あと、彼らも付き合ってるって
先に言っておきますわ』
メタナイト4
「何故先に言う!言わせろ!」
「バンダナの好きなところは
ワドルディという可愛さと
槍を使えるギャップ。
それ以外ないだろう!」
メタナイト8(語り手)
「それ以外はない、は言い過ぎでは?」
『素晴らしいですわ……では次5番さん!』
メタナイト5
「私、か………」
「ええと、スージー……」
メタナイト7
「スージー!?」
メタナイト8(語り手)
「スージー、だと……?」
メタナイト2
「ストーカー!?じゃない、
スージーだと!?」
メタナイト5
「何だ!スージーに何か言いたいのか!?」
「スージーは常識人で、ビジネスがうまい。
どこに文句のつけようがある!」
メタナイト3
「いやぁ……ストーカーの印象しかない」
『5番さんの認識が変なのか、
みなさんとは違うのかはご想像に
お任せしますわ♪』
『次!6番さーん?』
メタナイト6
「俺か。」
メタナイト1
「口調が周りとは違うようだが……」
メタナイト6
「それはよくわからん。
世界線の違いだろ。多分だが」
『で?そんな男前な6番さんは
誰と付き合ってますの〜っ!?』
メタナイト6
「付き合ってる前提で話すな。
確かに付き合ってはいるが。」
「マホロアだ。」
メタナイト5
「マホロアぁ!?」
メタナイト7
「大丈夫か?騙されてないか?」
メタナイト8(語り手)
「か、カービィに殺されないのか?」
メタナイト6
「騙されてねぇよ!俺から告ったんだよ!!」
「あと殺されてねぇ!
そもそも死ねないけどよ」
メタナイト2
「殺されるって……どんなカービィだ?」
メタナイト8(語り手)
「うちのところのカービィは
マホロアが好きだから一回くらいは
殺されたかと……」
メタナイト6
「どう言う理屈だよ!?」
『そこまで。6番さん好きなところ
言ってくださいまし。』
メタナイト6
「まあ、裏切ったすぐ後は険悪だったがよ。
互いに理解するうちにって言うか……
ふと見せる、切ない笑顔に
惹かれちまったんだよ」
『素敵ですわねぇ……そう言う恋も。』
『では次7番さん!』
メタナイト7
「私は………っと……」
『あの方と付き合ってるんですよね!』
メタナイト7
「まあ……はは………」
「付き合ってる相手、は………」
「………ギャラ」
メタナイト1
「………え?」
メタナイト6
「……ギャラっつったか?」
メタナイト7
「ま、まあ……ギャラクテイックナイト。」
メタナイト2
「大丈夫か?脅されてないか?」
メタナイト7
「されてない」
メタナイト4
「さっきまで元気だったのになんで急に……」
メタナイト7
「はずい」
メタナイト7
「………一人くらいは同じ人居るかと
思ってたんだが?」
メタナイト3
「まあ……1番と2番以外は、
被ってないし……」
『早く好きなところ言ってくださいます?』
メタナイト7
「強い。元気いっぱい。カッコ可愛い……
………もうやだ死にたい…」
「さっきまで笑ってたのに、
こんな気持ちになるんだな………
…………すまん……」
メタナイト1
「ま、まあ……そこまで気に病まなくても…」
『じゃ、最後8番さん!』
メタナイト8(語り手)
「人の心とかないのか?」
メタナイト2
「あったら監禁しないだろ」
メタナイト8(語り手)
「でもな……私は恋人とかいないんだが……」
『好きな人、だから片思いでも
いいんですのよ』
メタナイト1
「そういえば、
ここまで恋人持ちしか居なかったのか」
メタナイト8(語り手)
「あ〜………っと…………私は……」
「す、水兵ワドルディ……だ」
メタナイト6
「部下に手だすタイプかよ」
メタナイト2
「言い方ぁ!」
『で?好きなところは〜〜?』
メタナイト8(語り手)
「んと……頑張り屋で、
礼儀作法もしっかりしていて、
仕事の手伝いなんかで喜ぶし、
夜遅くまでで歩いたときに
迎えに来ないと怒ってしまうところ、
とか……」
メタナイト3
「迎えに来ないと怒る!?」
メタナイト2
「部下との距離近くないか?」
メタナイト6
「……なんか、今までで一番微笑ましいわ」
メタナイト8(語り手)
「微笑ましくなどない」
メタナイト1
「いや微笑ましい」
メタナイト4
「もう付き合いたてのカップルでは?」
メタナイト7
「運営!8番の情報を求める!」
『8番の世界のバンダナから聞いた話だと、
10回は告白しろと言っているのに
8番さんはまだ告白してないらしいですわ』
メタナイト8番以外
「微笑ましいな」
メタナイト8(語り手)
「…………微笑ましいと言ったやつら、
全員に決闘を申し込む」
メタナイト2
「7対1だぞ!?」
メタナイト8(語り手)
「それがどうしたと言うのだ。
何が何でもやる」
メタナイト6
「戦闘狂すぎるだろ」
『面白いものが見れましたので、
もう帰しますわ!』
『自動的に好きな人のところへ
行くようになっておりますのよ!』
『それではご機嫌よう。
またいつか会いましょう♡』
『気絶しますが死にはしませんので。』
メタナイト8(語り手)
「待て!まだ決闘は……」
すると途端に瞼が閉じようとする。
そして私は眠った。
=続く=
コメント
4件
ごめん勝手に天の声スージーちゃんにしてたわ、素敵なものをありがとう...(きゅんタヒ)