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本編
永side
俺らはニュースを見て気づいた。…殺されたのがめぐみさんだってことに。めぐみさんはご両親が早くに亡くなったため、神に連絡があった。神は亡くなっためぐみさんの確認させられた。病院の方で、ある程度傷の修復はしてもらったそうだが、神は「たくさんの傷があった。胸が締め付けられるほど…」と言っていた。お葬式と通夜は俺らと神で済ませた。神が、めぐみさんの変わり果てた姿をめぐみさんの友達に見せたら、その顔を…変わり果てた姿を忘れられなくなるからと。めぐみさんが元気だった姿だけ覚えてて欲しいという願いで。
犯人はすぐに捕まった。犯行動機は「何か、幸せそうだったから」っていう意味の分からない理由だった。俺ら4人はそのとんでもない理由に腹を立てたが、神は違った。神は怒らない代わりに完全に心を閉ざしてしまった。今は普通に喋ることが出来るが、3年前は話しかけても受け答えがままならなかった。家から出なくなり、SNSを遮断し、ご飯も食べなかった。!連絡が途絶えたため、岸さんが「様子を見に行こう」と言って、4人で見に行った。
《回想》
4人「(ピーンポーン)」
シーン
平「あ…空いてる」
高「申し訳ないけど入るか、」
ガチャ!
永「神…?」
岸「居ない…」
高「部屋じゃない?」
平「、行ってみるか」
神の部屋
コンコン!
シーン…
岸「ごめん…入るぞ!」
ガチャ!(入る)
4人「(ハッ!)」
高「て、手首、!」(小声)
平「!」
永「…手当てしよか」
神「…」
手当てする。
岸「神…生きててくれてありがとう。」
神「ツ……!」
岸「とりあえず今日は帰るわ。明日また来るから。寝なくていいから横になりな。」
神「、、、」
岸「じゃっ!また!」
3人「またね、!」
あの時、神は手首を切っていた。世間で言う、”リスカ”。手当てをする時に見たけど、たくさん傷があった。
めぐみさんのように…
次の日にな?また神の家に集まってん。その日は神を病院に連れて行こうとしたら、それまであんまり反応無かった神が「嫌だ」って大きい声で言うたんや。すごい形相で言うから俺らは無理に連れて行かないと言おうとした。でも、正直、神の精神状態が危なくてどうしようかと…結局神に、危ないって感じた時は神の合意無しで病院に連れて行くと約束してもらった。
神は部屋には大量のティッシュのゴミ、大量の薬、何本ものカッターとハサミがあった。…〇ねる理由を探すかのように、、
来るのがもう少し遅れていたら、神は〇んでいただろう。そう思うと、とても怖くなった。まだめぐみさんの元へは行かないで欲しい。もちろん、めぐみさんも向こうの世界には行かないで欲しかった。まだ神とやりたかった事が沢山あったろうに。まぁそんなこと言ってもめぐみさんは戻らないが…
それからしばらくの間、俺達は神のそばで過ごした。神の家で生活をした。勝手に決まった事だが、神は何も言わなかった。
そうやって神の元で過ごして2年が経った。神はもう一度、俺らには心を開いてくれるようになった。少しの言葉なら喋れるようになったし、床に這いつくばって移動していた神だが、少しずつ歩けるようになった。部屋の外にも少しずつ出れるようにもなった。ただ、ご飯はずっと食べてなかったため、拒食症になってしまい、今も時間をかけて治療している。
今は神も仕事に復帰して、少しずつ自分の事は自分で出来るようになった。だから、俺らも神の家から出て、各々自分達の家で過ごした。
今は落ち着いているが、やっぱり気分が落ち込むことが何度かあった神。そういう時は俺らが気づいて、仕事を中断させたり、違う部屋で一緒に過ごしたりしている。
さっきも神、急に涙が出てきて、止まらなくなったでしょ?こういう時は抱きしめて神の気持ちに寄り添ってあげるのがいい。きっとこれが1番、神にとっていいのだろう。
今の神の過去と現状はこれくらいかな?飛行機も石垣島に到着したそうだ。そろそろ神を起こそう。
永「神〜着いたで。」
神「(ハッ! )ぅん、、」
永「よう寝れた?」
神「少し寝れたよ、?」
永「なら良かった。岸さん達も降りたで、俺らも降りよ?」
神「うん…廉、ありがと」
永「何の事かよう分からんわ〜笑」
神「、(*´艸`)フフ」
降りる。
岸「とりあえず、今から旅館行って、荷物だけ置いてこよう!」
平「うん!」
高「この後何するの?」
岸「みんなで海行こっか!」
高「わーい!海だー!」
永「じゃ、早めに旅館行こか〜」
岸「出発ー!」
旅館
女将「ようこそ、お越しなさいました。」
岸「予約していた岸です。」
女将「お待ちしておりました。どうぞ、こちらへ。」
ついて行く。
部屋
女将「こちらがお部屋となっております。」
岸「ありがとうございます。」
女将「何かございましたら、フロントの方へお尋ねください。」
岸「分かりました。」
女将「では、ごゆっくり。」(行く)
岸「よし、海行こ!水着と着替え持って〜」
3人「はーい」
神「岸くん…泳がずに見てていい?」(小声)
岸「ん。いいよ〜」(小声)
岸「じゃ、行こ!」
海〜
高「泳いでいい?!」
平「準備運動してからなー」
高「早く早くー!」
永「まだ時間あるんやから、ゆっくりしよやー笑」
岸「めっちゃはしゃいでる笑」
準備体操が終わる
高「やっほー!٩(ˊᗜˋ*)و」
平「えいっ!(水をかける)」
高「やったなー?えいっ!(水をかける)」
永「楽しそう笑」
岸「俺らも行こっか!」
永「うーん…神がメンタル不安定やから心配やな、」(小声)
岸「!分かった。さっき廉が見てくれてたから俺が神と一緒に居るわ。」(小声)
永「海来たいって言うたの岸さんやん?俺が見とくよ。」(小声)
岸「大丈夫ー!俺も神が心配だから。」(小声)
永「…ん。分かった。何かあったら言うてな!」(小声)
岸「了解!せっかくの休み、楽しめよ〜」
永「うん!ありがと!」(行く)
岸、神の元へ。
岸「じーんっ!」
神「(ビクッ!)き、岸くん…海行かないの?」
岸「うん。何か慣れないところ来たら疲れちゃって笑」
神「、そっか笑」
岸「…しんどい?」
神「、ちょっとね笑」
岸「まぁせっかく来たんだし、ゆっくりしよう!」
神「うん、」