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「……ぁ、……っ、……ゔぅ、……っ!!」
太宰の口から漏れるのは、もはや意味をなさない獣のような呻きだけだった。 第2話からさらに三十分。その時間は、太宰にとって永遠にも等しい地獄だった。
彼の体は今、自身の意思とは無関係に小刻みに震え続けている。揃えた膝はガタガタと音を立て、下腹部の鈍痛はもはや焼けるような熱痛へと変貌していた。一呼吸置くたびに、限界を超えた内容物が内壁を突き破らんばかりに暴れ狂う。
「ちゅう、や……っ、ちゅうや、……おねが、い……っ! も、漏れる、……ほんとに、……っ!!」
太宰は震える両手で、中也のズボンの裾を必死に掴んだ。 かつてあれほど嫌っていた男に、今は一滴の排泄を許してほしいために、ボロボロと涙を流して乞い願っている。
「……随分と必死だな、太宰。……そんなに苦しいか?」
中也はソファに座る太宰を見下ろし、その頬を冷たい指先でなぞった。太宰はその冷たさにさえ、膀胱を刺激されて「ひぅ……っ!」と短い悲鳴を上げる。
「……あ、……ぁ、……っ、くるし、い……っ。……死んじゃう、……私、……おかしくなる……っ!」
「死なねえよ。……だが、そんなにトイレに行きてえなら、一つ選ばせてやる」
中也はニヤリと、嗜虐的な笑みを深めた。 彼は太宰の耳元に顔を寄せ、悪魔の誘いのように囁く。
「このままここで、俺に見られながら無様に垂れ流すか……。それとも、俺が『いい』って言うまで、あと一時間、そのままで耐え抜くか。……どっちだ?」
「っ、……な、にを……っ」
太宰の瞳が絶望に大きく見開かれた。 どちらを選んでも、待っているのは地獄だ。ここで中也の目の前で、すべてを失うような羞恥に塗れるか。それとも、もはや一分も持ちそうにないこの激痛に、さらに一時間も耐え続けるのか。
「……ぁ、……ぁぁっ、……無理だ、よ……一時間なんて、……一分も、……っ、もたな、……ぃっ!!」
太宰は中也の脚に額を押し付け、激しく首を振った。 その動きすらも刺激になり、熱い液体が入り口を激しく叩く。太宰の股間は、もはや自身の力では抑えきれないほどに、内側からの圧力に支配されていた。
「選べねえのか? ……じゃあ、俺が決めてやるよ」
中也の手が、太宰の震える下腹部に、ゆっくりと、しかし確実な重みを持って置かれた。
「――っ、ひ、……あ、……ぁぁぁぁああああっ!!?」
太宰は背中を大きく反らせ、声にならない絶叫を上げた。 中也の掌が、限界を越えた場所を、無慈悲に、じっくりと圧迫していく。 太宰の脳内は真っ白な閃光に包まれ、視界は涙で完全に潰れた。
「……くっ、……あ、……っ、……だ、め、……でる、……でちゃう……っ、ちゅうやぁ……っ!!」
服従と、羞恥と、限界の苦痛。 太宰治という男のプライドが、中也の掌の下で、音を立てて粉々に砕け散ろうとしていた。