弔くんは今日の夜はいない。
なぜならドクター?と弔くんが呼ぶ人のところに行くのだそう。
そのドクターは現役の医者だそうで昼間は本当に患者さんを診ているそう____
なんか____そういうの、いいね!?
マッドサイエンティストって感じで!?
地下とかあって、色んなやばい研究とかしてんのかなぁ!?
ていうかしてんだよね!?
やばーい…
弔くんにこんな興奮しながら言ったら呆れられてしまうだろうか?____
聞けば、あの死穢八斎會の人達が作ってる個性増幅の薬の研究をしているのだそう____
今度私も行ってみていいだろうか?
外に出るなって言うけれど、弔くんと一緒ならいいんだろうか?____
『と。
私は思うのですよ。
ねぇ、どう思う?黒霧さん』
黒霧さんのバーで飲んでる私は、
黒霧「はっはっは。弔に直接尋ねてみてもいいと思いますよ
きっと凛さんが望むことなら、何でも叶えてくれると思います」
そう、黒霧さんはクルクルとマドラーを回しながら話す。
黒霧「はい、カシスオレンジです」
『ありがとう、黒霧さん
…そうなのかなぁ…』
ゴクッ
『おいしい〜〜
ほんと、黒霧さんの作るカシスオレンジ、割合最高すぎる』
ゴクッゴクッ
そう言ってごくごくお酒を飲む。
今日くらいいいじゃんね?
夜は1人で寝るんだし____
黒霧「はっはっは、ありがとうございます」
そう言って目元を緩ませる黒霧さん____
そう、なのだろうか?
弔くんは私が言えば、望むことなんでも
叶えてくれるのだろうか?
『…ドラえもんかな?』
黒霧「ドラえもん?」
『いやこっちの話ww』
でも、どちらかと言えば____
私の望むことじゃなくて、弔くんの望むことを強いられてる気が____
_____
「凛とずっとギュゥッてしていから外には出たくない」
「凛が可愛いのがバレるのヤだから外に出ちゃダメ」
「服?いっぱいあるでしょ、買いに行かなくていいじゃん」
______
せめて。
せめて____
弔くんがいない間に少しだけ
夜の綺麗な星空が見たい____
『気晴らしに外に出たいなぁ…』
そう、私はボソッと呟く。
と
「じゃぁ外出してやろうか?」
コメント
1件
うわぁー 最高かよ、、、 最後のは荼毘君かな?(勘だけど) 続き待ってます!!