第3話
【褒めて貰えるのは初めてです。】
目)亮平と言ったな。
阿)はい。
目)何故俺と結婚しようと思った。
阿)…それは…
親に拒まれただけなんだけど…
言いにくいよなぁ…
阿)目黒様が私の相応しい相手だと思ったからでございます。
目)ほぉ…
目)じゃあ…
ぐいっ… (胸 掴
目)キスも耐えられるな。
阿)…
目)何故黙ってる。
阿)してみてください。
阿)私は大歓迎ですが。
男とキスしたって惹かれるわけがない。
男なんて好きになったこともないし好きになろうとも思わない。
してみろよ。
目)ふっ…笑 (離
する訳ないだろう。
阿)…そうですか。
阿)お昼ご飯の準備をして来ます。 (去
目)…
生意気な奴だが…
可愛らしい顔をしておる。
優しそうな目。
すらっとしたバランスの良い身体。
前の奴みたいにすぐ出ていかなきゃ良いが。
阿)宮舘さん。
宮)亮平様。
阿)ご挨拶が終わりましたので昼ご飯を。
宮)そうですか。それは助かります。
阿)何か手伝う事は?
宮)じゃあ亮平様。
味噌汁を作ってください。
阿)…味噌汁ですか…
頑張ってみます。
宮)ありがとうございます。助かります。
阿)こんな感じかな?
宮)うわぁ。美味しそうではないですか。
阿)味見致しますか?
宮)はい。お味が気になります。
じゃばっ… (茶碗 入
阿)どうぞ。
具材は大根と油揚げを入れただけですが…
宮)いただきます。
ずずっ… (啜
宮)ん〜っ!美味しい!
阿)本当ですか、!良かったです。 (微笑
宮)これは目黒様喜びます。
阿)…はい。
からからから… (茶碗 持
阿)…
目黒様、気に入ってくれるだろうか。
料理は家ではずっとやっていたが。
味噌汁はあまり自信がない。
何故なら母が味噌汁を飲まないから。
あまり作らないのだ。
ずずずっ… (引戸 開
宮)目黒様。お料理をお持ちしました。
目)あぁ。
阿)…
宮)この味噌汁は亮平様が作ったのですよ。
目)…見知らぬ奴が作った物は口にしたくない。
宮)なぜそんな事を言うのですか?
宮)亮平様が頑張って作ってくれたのですから。
宮)飲んでみてください。毒なんて入ってませんよ。
目)…分かった。
阿)… (見上
ずずっ… (啜
目)…美味しい。
宮)それは良かったです!
亮平様、目黒様が気に入られましたよ。
阿)…それは…良かったです….
目)…お前、泣いてないか?
阿)へっ…泣
宮)亮平様!?どうされたのですか!?
阿)あ、大丈夫です…泣
目)大丈夫じゃないだろう。
阿)料理を褒められたのは初めてで…泣
阿)感極まってしまいました…泣
目)…そうか。
阿部亮平…
人の事を詳しく知りたいと思ったのは…
初めてだ。
NEXT⇒4話に続く。
コメント
9件
女のことを詳しく知りたいと思ったことはあるってこと⁉️

面白かったです🖤💚 続き待ってます😊
あべちゃんよかったね(T-T)