この作品はいかがでしたか?
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〜注意〜
本人とは関係ありません
通報はしないでください
考察しながら見ると面白いかもです
ノベルでの作品初です。
暖かい目で見てください
これは前、作った短歌を参考にして
作品にしました
『 夏の亡霊 』
カランコロン….
ラムネ瓶の中にあるビー玉が揺れた
瓶の中の炭酸がしゅわしゅわと歌っている
莉犬「・・・・。」
俺はじっとそれを見ていた
白い小さな箱みたいな部屋
窓がひとつ、花瓶が置いてあったり、
テレビ、小さいイスがあるだけの部屋
リズミカルに電子音が聞こえてくる
俺は、独りだった….でも…
ころん「やっほ〜!」
元気いっぱいの彼が今日も来た
莉犬「やっほぉ」
彼の肌は透き通っていて、
今にも消えそうなくらいだった
ころん「今日も面白いもの持ってきたよ!」
莉犬「えっ!なになに?」
彼といるときだけは、楽しかった。
ころん「みんなには、ナイショだよ?」
周りを見たあとコソッと言った
莉犬「うんっ!」
ころん「じゃあ、口開けて!」
莉犬「こう?あー」
すると、口に何かをほおりこんだ
莉犬「ぱくっ!んぅ!?」
ころん「んふふwなにか当ててみて!」
いたずらっぽく笑いながら言った
甘くて…丸い…..?
俺は舌の上でそれを転がした
コロコロ
莉犬「んぅ…?分かんない….」
ころん「それはね、アメっていうお菓子だよ」
莉犬「アメ…かぁ….」
莉犬「お空から降ってくるやつみたい!」
ころん「あははwそうだね」
ころん「アメはね、舐めてると
溶けてくんだよ」
莉犬「んー….ほんとだ!」
すると、同時にひんやりとした
莉犬「ふぇ!?アメって冷たいの??」
俺の反応を面白がり、彼は笑った
ころん「あははw種類によってはね、
シュワシュワしたり、ひんやりしてるよ」
莉犬「へー!アメって面白いねニコッ」
ころん「だよね!」
そのあともたくさん色んなことを話した
時間はあっという間に過ぎていった……
ころん「僕、時間だからそろそろ帰るね」
莉犬「うん!またお土産持ってきてね」
ころん「分かった!バイバイ!」
彼はそこに置いてあったラムネ瓶を取り、
そっと扉を閉めた。
彼は、ラムネと引き換えにお外のお土産を
持ってきてくれる
莉犬「そろそろ….お医者さん来るかな….?」
それまで….少しお昼寝してよ….
前から思ってたけど….なんでここに
俺はここにいるのかな….?
お医者さんは、「おとなのじじょう?」って
やつで教えてくれなかった。
お外は、汗をかきそうなぐらい暑い
でも少し、口にひんやりとした感覚が
残っていた
アメって魔法みたいで不思議だね。
だって透き通ってた彼がほんの少しだけ、
触れられそうなくらい、濃く見えたんだもん
「明日は、どんなお土産を
持ってきてくれるかな….?」
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