この作品はnmmnです。
カプ要素があるので注意
「ぐ〜ち〜逸」
今日、早めに帰ったら珍しくこいつが家にいてすこぶる機嫌が良い。
機嫌が良い、というか、まぁ、嬉しいと言った方が良いのだろうか。
「なんですかさっきから」
ソファに座っていたぐち逸を膝の上に無理矢理乗せてぎゅううぅ、と抱きしめているとそれこそ抵抗はしないが少し機嫌を45°ほど斜めにしてそう問いかけてきた
「今日の俺は機嫌が良いんだよ」
「はぁ」
フフン、と鼻を鳴らして自慢げに言えば呆れたような返事が返ってくる
サラサラした髪の毛をほぐすように撫でてやれば、「くすぐったいのでやめてもらえますか」と遂に拒絶されてしまう
「なんでぇ?」
「なんでって……もしかして酔ってます?」
「酔ってないよ、今日ホットドッグ商品の余り物のスムージーしか飲んでない」
「それもそれでちゃんと水分取ってください」
後ろから見ても分かる整った輪郭に白い肌。
見れば見るほどこいつの沼に引き摺り込まれていくなぁとつくづく思う。
「…おまえはほんとに綺麗だねぇ」
「…はあ」
「肌も白くて、細くて小柄で。女の子みたい」
「一応人間を持ち運べる程度の力はありますが」
「でも俺よりは力弱いでしょ?」
「……」
何も言い返せなくなってグ…と言葉が詰まっているのを見て思わず笑うと、軽くみぞおちを肘で突かれた
「いた、…いたっ、え、イタイ?!ちょ、ごめんごめんごめん?!」
「さっきから何が言いたいんですか」
一回で終わると思ったら何度も突かれるので、流石に耐えられずにぐち逸を離すとするりと腕の中から抜けていってしまった。
あぁ残念。暖かかったのに。
「ぐち逸は可愛いねぇって。言いたかっただけだよ」
「……」
「早く戻っておいで」
ちょいちょいと手招きをしてやれば、警戒しながらもまた膝の上に彼の軽い身体が乗った。
「おまえは全部俺より小さいよねぇ」
「……学歴は私の方が上ですよ」
「さぁ?こちとら警察試験受かってんだからなぁ」
「汚職したくせに」
「んだとぉ?」
こちょこちょ脇腹をくすぐってやれば、くふくふと子供らしく笑ってみせる。
俺にしか見せない幸せそうな顔。
そんなコイツがすっごく好きでたまらなくて、ついつい口角が上がってしまう
「本当に好きだよぐち逸」
「………、分かりましたから、ちゃんと水分取ってくださいね」
「またそれかよ」
耳まで真っ赤になっているぐち逸を見てしまっては、それは照れ隠しとしか思えないようなセリフだった。
本当におまえは可愛いんだから
たまにはこう褒め潰してやるのも良いなと、また一つ良いことを学べた気がした
前作と似たようなただイチャラブしているだけの文章
監禁、狂う、とかよりはこう言ったゆるゆる系の方が好きです!!
ただ私が書かないだけでそうゆう小説があれば普通に読んでしまう
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