あの日、あの場所で

あれから3年の月日が経つ

俺は、体育教師になった

理由は、俺自身が体育好きだったから。

あとは…

愛する人を迎えにゆくため

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職員室

向井「深澤せんせーい。」

深澤「はい！どうしましたか？？」

向井「今日、昨日の会議で言い忘れたんだけど…」

目黒「朝9時から新卒の先生の顔合わせあるから。」

向井「あっ！？目黒先生！！なんで俺の台詞奪うんやぁ！！」

深澤「あははは笑」

深澤「分かりました！」

深澤「（今年は…）」

深澤「来て、くれるかな、」

阿部「…あぁ、岩本君？」

深澤「おわぁっ！阿部先生！」

阿部「あはは笑 ごめんごめん笑」

阿部「声に出てたからさ笑」

深澤「すいませんっ！！」

阿部「…来てくれるといいね。」

深澤「だといいんですけど…」

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校長「はい、ここに並んでいる人達が新学期から一緒に働いていく人たちです」

校長「じゃぁ、自己紹介お願いします」

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校長「はいっ、じゃぁ最後、」

岩本「はい。」

岩本「体育教師として入ります。」

岩本「岩本照です。」

岩本「よろしくお願いします！」

先生達「ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ」

阿部「…笑  おーい。深澤せんせーい」

深澤「……あっ！すみません、、、」

阿部「良かったね。」

深澤「はいっ、もう死んでもいいです、、」

阿部「ふふふ笑」

校長「はーい、じゃぁ、今日の顔合わせはここまで！」

校長「新卒の子達は学校のなか探索してきていいよ。」

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保健室

ｺﾝｺﾝｯ

深澤「はーい？？」

ｶﾞﾗｯ

岩本「おはよ。」

深澤「照…！！！」

ｷﾞｭｯ

深澤「照…照…！！！」

深澤「会いたかったよ〜！！！」

岩本「……俺も。めっちゃくちゃ会いたかった」

岩本「中で話しよ？？」

深澤「うん…！！！」

岩本「よいしょっと。」

深澤「…照、背伸びたね。」

深澤「今何センチなの？」

岩本「今は…180くらいかな？」

深澤「180！？でかっ！！」

深澤「うわー、俺ももう抜かされちゃったかぁ、」

岩本「いや高校の時から抜かしてたじゃん笑」

深澤「確かに笑」

岩本「……あ、この花」

深澤「ん？あぁ、笑」

岩本「飾ってくれてるんだ」

深澤「ま、そりゃね？」

岩本「じゃぁさ、今日からこの花飾ってくれないかな？」

深澤「これは…スズラン…？」

岩本「そうそう。綺麗でしょ」

深澤「うん…綺麗。こんな綺麗なスズラン初めて見た」

岩本「そう？？ありがとう。」

岩本「よしっ。」

岩本「……辰哉。」

深澤「はい。」

岩本「待たせてごめん。俺、 頑張って教師になったよ。」

深澤「…うん、」

岩本「ずっと、辰哉に会いたくて俺頑張ったよ」

深澤「…うん、、ﾎﾟﾛｯ」

岩本「辰哉…俺と付き合ってください。」

深澤「……はいっ、！ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」

岩本「もー、泣かないでよぉ、」

深澤「ありがとう…ありがとう照…」

岩本「ふはっ笑  泣き虫は変わんねー笑」

深澤「…絶対幸せにしてよね」

岩本「言われなくても。」

深澤「…好き。大好き。愛してる。」

岩本「はいはい。俺も」

ﾁｭ

スズランの花言葉は…

「純粋」「純潔」「再び幸せが訪れる」

[END]