続きです。2話が短かったので今回はちょっと長めに書いてみようかなぁ……と思ってます。
それではどぅぞ!
※本人とは全く関係はございません。
彼とわかれた後、使いの者に僕の部屋らしいところに案内された。綺麗な洋風の部屋になんだか落ち着かない。着替えも準備されていたのでゴテゴテの着物を脱いで、緩いパジャマのようなものに着替えた。
体が小さい僕には少し大きすぎて、肩からずり落ちてしまう。
ふかふかのベッドに腰かけて、そのままゴロンと寝転んでみる。豪華なシャンデリアがキラキラと光っていて、まだ夢をみているような気分になった。
ここに来るまで色々なことがあって、正直僕はどうしたらいいか分からなくなっていた。彼は僕に何を望んでいるのだろうか……。
ふと、さっきの彼の顔を思いだし、顔が熱くなった。
胸がドキドキする…。
彼の仕草や、僕を見つめるあの瞳。あの指先の感触、温度、、。思い出すだけで体がムズムズしてしまう。
こんなの……変だ……////
思わずベッドから起き上がり、バルコニーの扉を開けた。涼しい夜風が熱くなった僕の頬を冷やしてくれる。
そのままソファに腰かけて、目を閉じる。夜風が入って気持ちがいい…。
少しうとうとしていると、外からボーンボーンと12時のチャイムの音がした。
ビュッッッと強く風が吹き、カーテンがふわりと舞い上がったその時、
「こんばんわ。元貴…。」
気がつくと彼は後ろに立っていて、ソファの後ろからそっと僕を抱きしめた。
「ひゃっっッッッ……」
僕は思わず肩をビクッと震わせた。彼の甘い匂いが僕を優しく包み込む。
鼓動がはやくなっていくのがわかる
「ごめんね…またせてしまったね」
彼が喋るたび、彼の吐息が僕の首筋をくすぐるから、思わず声が漏れてしまう。
「……ふぅっ……んぅ…」
「ふふ……可愛いね…。我慢しないで……」
彼は僕が唇を噛み締めて我慢してるのに気付いたようで、あの冷たい指先で僕の口元を舐めるように撫でた。
そのまま指先は僕の唇の隙間に入り、舌をくすぐったり、上顎をこすったりした。
「…ふぅあッッ…んぅ…ぁうぅッッッ////」
自分でも驚くほど大きな声で喘いでしまい、反射的に手で口を塞ごうと腕を動かした、、、
が、彼にまんまと手首をまとめられて押し倒されてしまった。
「ふぇっ……んっくッ…ンンッ//(泣)」
彼の勢いに押されて何もできない。僕よりはるかに大きい体が、僕を覆い隠す。
彼のニタァと笑う口元がゆっくりと近づき、僕の項に歯をたてた。
グジュッ………
その瞬間、猛烈な痛みと快感が体中を駆け巡った
体内の血液が沸騰してるみたいに体が熱くなり、脈が激しくドクドクと波打つ。
息を吸うたび彼の匂いがブワァと押し寄せる。
お腹の奥がズクンッズクンッと疼いている。
「ぁがっっッッッ////」
声にならない悲鳴がでるが、それでも彼はやめてくれない。
うまく息が吸えない……。
あぁぁ…このまま僕は彼に食われて、殺されてしまうのか…。最初から僕なんて一族の恨みをはらすための道具でしかなかったんだ。
涙でぐちゃぐちゃのまま、僕は朦朧となっていく意識を手放した。
しゅーりよー!
どうだってしょうか。元貴くん…このまま死んでしまうのでしょうか、
そんなわけなかろうということで!!
じゃんじゃん続いていきますよ。お楽しみに。