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ユリア様を残して温室をあとにした私は、ようやく本来の目的へ向かうべく足を進めた。
すなわち、ユリア様の父君──ベネディクト公爵閣下と接触し、ジークフリート殿下の暗殺に関与しているか探りを入れる。
広大な庭園を横目に、目当ての屋敷のほうへ向かいつつ。
……私は、ジークフリート殿下を仰ぎ見た。
「……怒って、いらっしゃいますよね」
温室で私の名前を呼んだきり、ずっと無言のままだ。
いつからご覧になっていたのかは定かではないが、不機嫌そうに見える理由は判然している。
私がユリア様から出されたお茶を、飲み干したせいだろう。
しかも、堕胎薬入りと承知の上で、だ。
「殿下の忠告に背いてしまい、申し訳ございません」
「ユリアに同情したのか」
「……、いえ」
同情──するには、ユリア様は私とはあまりに対極の女性だっ************
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